加藤一二三・九段「聡太おめでとう」藤井聡太王将の偉業祝福「深い感慨に包まれ目頭が熱くなるばかりです」

　加藤一二三・九段（引退＝83）が1日、自身のツイッターを更新。史上最年少名人、史上最年少7冠となった藤井聡太王将（20）を称えた。 　加藤九段は「聡太おめでとう」とつづり、「改めてましてこの度は　史上最年少名人獲得　ならびに史上最年少七冠達成　いずれも偉業の御達成おめでとう御座います　心より御祝を申し上げます」と祝福。

　さらに「5歳の幼き頃からの夢を　弛まぬ精進の末　見事に実現されました事　伝説の第一手の相手であった者として深い感慨に包まれ　目頭が熱くなるばかりです」とつづった。

　藤井王将は16年に14歳2カ月でプロ入り。加藤九段が持っていた14歳7カ月を62年ぶりに塗り替えた。さらに同年12月24日にはプロデビュー戦で加藤九段に勝利。それからデビューから最多の29連勝を達成した。

　また、敗れて19年ぶり無冠転落した渡辺明名人に対しても「渡辺明九段には　今後も棋界の第一人者として揺るがぬ実力を持つ勇士のひとりとして　鮮やかな御活躍によって将棋界に爽やかな風を吹かせていただけることを　その実力に魅せられた者の棋士のひとりとして今後も期待致しております」とつづり、「見事な激闘　心よりお疲れ様でございました」とねぎらった。