椎名林檎 楽曲作り専念への思い「歌うってことだけを排除したくて」 曲作りは「泣きながら」
2023年06月02日 16:47
芸能
作品作りに専念したい思いがあるようで、「よく“裏方に回るって言っているのをやめて欲しい”みたいなことをおっしゃるけど、何?裏方に回るって。今までもずっと裏方の仕事してるじゃん?って思って。何で知らないふりするんだろうと思ってさ」とも告白した。
その上で、曲の完成までの苦労を熱弁した。「泣きながら書いてるわけよ、こっちは。演出の方もやるじゃない?だから、楽器のドラムがどんなフレーズ、どんなビートをたたくかというのも、自分がデモで(演奏して)。最初はピアノも弾いてあるし、全部丁寧に組んでいって、詞も書いて、構成を作って、丁寧にやったら、そこで力尽きてるのよ」。その手順の大変さ、手数の多さを説明した。
根本氏が作、演出を手がけ、高畑充希が主演した舞台「宝飾時計」で、椎名も楽曲制作で関わった。「“(楽曲制作を)ここまでやりました”と言ったら、高畑充希ちゃんだったり、ミューズ、そのために訓練している人、歌うため、演じるために体を作れている人が出てきて、やってくれるじゃん?すごいクオリティーでやってくれるんだし、そっちの方がいいんだよ。絶対に、品質が」と、自身の見解を披露。「そこまでやるのに、どんだけの手間が掛かってるか。レンジでチンしてポンじゃないんだよねっていう」と、あらためて曲作りの大変さを説いた。
それでも、周囲からは歌うことも求められており、椎名は「歌っているのがメインじゃなくて、歌ってるのなんか年間で一瞬でしかなくて。(詞を)書く人間って、四六時中、書いてますよね」と、曲作りに追われる日々について思いを吐露した。