【王将戦】藤井王将への挑戦権争いに佐々木八段、横山七段 佐々木は2時間以上の時間差跳ね返す
2023年06月02日 19:30
芸能
昼食休憩明けに53分の長考で、持ち時間3時間の対局では珍しい2時間以上の残り時間差を背負った。それを跳ね返しての勝利は、今年度名人戦A級順位戦への昇級と八段昇段を果たした底力の証だろうか。
17年、当時中学3年だった藤井のデビュー以来29連勝を止めた棋士としても知られ、前日、谷川浩司17世名人(61)の持つ史上最年少名人記録(21歳2カ月=1983年)を40年ぶりに、羽生善治九段(52)の史上最年少7冠記録(25歳4カ月=96年)を27年ぶりに更新した藤井への挑戦権争いに、話題性あふれる棋士が加わった。
1次予選を突破した8人には他に、棋士編入試験を合格したユーチューバー棋士の折田翔吾五段(33)、藤井と同学年の高田明浩四段(20)らがいる。高田は前日、藤井の快挙を受けて自身のツイッターに「20という年齢で同い歳が、七冠持っているというのは、なんだかとても嬉しい気がしますね。藤井くんが将棋に飽きないように、さあ頑張るぞ~」などと記していた。