カンヌ脚本賞受賞「怪物」初日舞台あいさつ 脚本・坂元裕二氏感謝「胸がいっぱいです」

2023年06月03日 04:50

芸能

カンヌ脚本賞受賞「怪物」初日舞台あいさつ 脚本・坂元裕二氏感謝「胸がいっぱいです」
「怪物」初日舞台あいさつに登壇した(左から)中村獅童、角田晃広、安藤サクラ、黒川想矢、柊木陽太、永山瑛太、脚本家の坂元裕二氏、是枝裕和監督(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 第76回カンヌ映画祭の脚本賞を受賞した「怪物」の初日舞台あいさつが2日、都内で行われ、是枝裕和監督(60)、脚本の坂元裕二氏(56)をはじめ安藤サクラ(37)、永山瑛太(40)、黒川想矢(13)、柊木陽太(11)ら主要キャストが顔をそろえた。
 脚本賞のトロフィーがお披露目されると盛大な拍手が湧き起こった。授賞式にも出席した安藤は「映画祭を全体的に感じることができ、素晴らしい瞬間にいさせてもらって物凄いことなんだと実感しました。大興奮で、今もフワフワした状態です」と相好を崩した。

 黒川は、言葉にならないほど感動の表情。カンヌでの上映には立ち会えなかったが、「翌日に街を歩いていたら“コングラチュレーション”“アイ・ラブ・ユー”と声をかけられてうれしかった」と笑顔で話した。柊木も、「とてもきれいです」というのが精いっぱい。それでも、「レッドカーペットで記者の方から“ヒナタ”と言ってもらったけれど、外国の方はヒの発音が難しいらしく、イナタに聞こえてしまって申し訳なかった」と語り、会場の笑いを誘った。

 坂元氏は、「想像していた以上の歓声で、観客の反応が常に凄かった。胸がいっぱいです」と改めて感謝。是枝監督は「スタッフ、キャストの力を結集して作り上げた。面白い映画になっていると思う」と自信たっぷりに呼びかけた。
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