太田光「なんていい人なんだ」上岡龍太郎さんとのロケ秘話　“やらせ”提案に対し「絶対に許さない」

　お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光（58）が4日放送のTBS「サンデージャポン」（日曜前9・54）に生出演。肺がん、間質性肺炎のため5月19日に亡くなった元タレントの上岡龍太郎さん（享年81）を追悼した。 　「引き際も鮮やかというか、衝撃的だった。上岡さんは立川流だった。立川談志師匠をすごく尊敬していて、かならず楽屋にいた。ニコニコして優しくて」と振り返り、さらに爆笑問題と上岡さんでロケを行ったときのエピソードを披露。「上岡さんの番組で検証ロケがあって、国道1号線には軍手が何枚落ちているのかを検証するので軽トラに乗って24時間やるんですよ。僕は途中、ディレクターに“やらせをするべきだ。テレビなんだから、ちゃんと検証する必要ない。拾った画を撮ってそれをつなげればいい”と。ディレクターは“絶対にやらせはできない”って、けんかになった。そしたら上岡さんが“そういうことは絶対に許さない”と。なんていい人なんだと思った」と懐かしんでいた。

　上岡さんは1959年、横山パンチの芸名でトリオ芸人「漫画トリオ」としてデビュー。68年に解散後はABCテレヒ゛「探偵！ナイトスクープ」や関西テレビ「ノックは無用！」などで司会者として活躍。人気絶頂だった2000年に58歳で引退し、その後はほとんど公の場に姿を現していなかった。