「どうする家康」岡崎体育 初大河で歌声も披露!異色“鳥居強右衛門キャラソン”ネット話題「泣けてくる」
2023年06月05日 05:30
芸能
「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。
第21話は「長篠を救え!」。武田に包囲された奥三河の長篠城。城主・奥平信昌(白洲迅)は落城寸前のピンチを伝えるため、家臣・鳥居強右衛門(岡崎体育)を岡崎へ。強右衛門の手紙を受け取った徳川家康(松本潤)が織田に援護を求めると、織田信長(岡田准一)は2万を超える軍勢を率いて岡崎に現れる。天下一統に突き進む信長は、参戦の交換条件として家康に無理難題を押しつける…という展開。
夜、酒宴。信長は「清須同盟」を破棄、家康も織田の家臣になれ、と要求。家康は反発したものの、強右衛門、亀姫(當真あみ)と瀬名(有村架純)の“決死の直訴・仲裁”により、決裂は回避した。
織田・徳川の援軍が来ると伝えるため、強右衛門は「走れ 走れ 強右衛門」などと自身の歌を口ずさみながら、長篠へ激走。無事に帰還したと思いきや、道中、武田四郎勝頼(眞栄田郷敦)に捕まった。
夜が明け、仕官と金を条件に脅された強右衛門は長篠城に到着。「徳川様は助けに来ん!わしらぁ見捨てられた!」と泣きながら嘘をつく。しかし、岡崎城を発つ前、「ようございましたな」と励ましてくれた亀姫を思い出し、翻意。「皆の衆、まあちいとの辛抱じゃ!持ちこたえるんじゃ!」――。見張っていた勝頼は、強右衛門を磔(はりつけ)に。「殿、徳川の姫君はなぁ、麗しい姫君様じゃ!」――。信昌らが泣き叫ぶ中、武田兵の槍が強右衛門の体を貫いた。
鳥居強右衛門が磔にされた姿を描いたとされる旗指物「落合左平次道次背旗(おちあいさへいじみちつぐせばた)」や絵図「鳥居勝商磔殺之図(とりいかつあきたくさつのず)」が有名。今作は逸話に沿い、凄まじい散り際が描かれた。
今年2月のキャスト発表時、鳥居強右衛門の役柄紹介には「走ると自然に歌を口ずさむ癖がある」の一文。番組公式サイトの動画インタビューで、岡崎は「ふと鼻歌を歌ったり、自分のオリジナルソングを口ずさむみたいなキャラクターでいこうと(監督が)おっしゃったので、これはもうシンガー・ソングライターであるわたくしにとってはもってこいのキャラクターだと思いました。歌詞やメロディーは、僕も入って監督と一緒に考えて作ったので、凄く思い入れのある歌が劇中で流れますね」。“強右衛門のテーマ曲”は第21話の演出を担当した川上剛監督の下、芸能指導・友吉鶴心氏のアドバイスも受けながら制作したという。
SNS上には「まさかのキャラソン付きだった強右衛門」「単純なフレーズなのに、この最後の歌で泣けてくるとは…」「サントラに収録されますよね?」「つらすぎるので、強右衛門の歌、MV公開してくれないと無理」「戦国大河でオリジナルキャラソン作って流すとか、たぶん前代未聞では」「泣いてしまった。岡崎体育の演技力。そして、岡崎体育の歌も入る神回」「強右衛門の歌を聴いて笑ってる亀姫の顔がめっちゃいい顔してたんだよ、ホント切ない」「大河の歴史でキャラソン作られた人っているのか?」「歌のシーンまで用意するとは…至れり尽くせりの大活躍」「何もなくとも、最後まで自分の弱さと闘い続けた鳥居強右衛門。これは確かに、旗印にもされるし、劇中唯一のキャラソン作られるだけある」などの声が続出。
放送終了後(午後9時)には、ツイッターの世界トレンドに「強右衛門」が6位、「岡崎体育」が8位に入るなど、インターネット上の話題を集めた。