ジュディ・オング 昭和の大女優から学んだこと 18歳から80歳までの演じ方など「いいお勉強でした」

2023年06月05日 15:22

芸能

ジュディ・オング 昭和の大女優から学んだこと 18歳から80歳までの演じ方など「いいお勉強でした」
ジュディ・オング Photo By スポニチ
 歌手のジュディ・オング(73)が5日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。大女優から学んだことについて語った。
 台湾出身で3歳の時に来日し、70年になるというジュディ。9歳で子役として芸能界入り、司会の黒柳徹子が「あなたが日本にいらっしゃって、随分お世話になった方がたくさんいらっしゃるんですって」と話を振ると、ジュディは「日本語の先生は中村メイコさん」などと語った。

 黒柳が「山田五十鈴さんからも随分教わったの」と12年に他界した大女優の名を挙げると、ジュディは「山田五十鈴さんは京都でご一緒して。あの時に着物のお作法とか、着物の色の合わせ方とか、本当におしゃれですものね」と振り返った。

 「それでウグイス色と黒とベージュのストライプのお着物に、えんじの襟とか、カッコいい~なんて思ってましたら、お芝居のことでよくお尋ねをしてたんですけど、お芝居で18歳から80歳までの役だったんですね」とし、「それをどういうふうにしたら。でも背中の曲がったおばあちゃんにはなりたくない」と山田さんの劇場に行き相談したという。

 すると「“まずね、ジュディちゃん、この手の置き場所が違うのよ。若い時、18歳の時はね、足の付け根のところに手を置いて、背筋を伸ばして座る。で、45とか50になったら、膝の(太腿の)少し真ん中に、少し体が前に行きますね、そして80になったら膝のところに手が行くと、そうすると、座ってる姿が年ぐらいに見える”と。それを教えてくださいました」と回顧した。

 「いやあもう本当に。教わることはまだまだたくさんありましたけど」としみじみと話した。

 またかつて山田さんが番組に出演した際に姿勢について「昔の歌舞伎の女形さんみたいに、肩を落として貝殻骨(肩甲骨)を合わせるっていう姿勢が一番奇麗らしいです。和服では」と話したVTRが流れると、ジュディは「このお話、頂いてます、私」と打ち明けた。

 「貝殻骨がくっと後ろにつくように、着物を着てる時は、下がって後ろにいって。それで座りなさいっていうことを教わりました」とし、「お引きずりの(着物の)役がありました時に、衣装さんに申し訳ないなと思って(着物の裾を)持ってたら、“降ろしなさい”って。“いつまでたっても裾のさばき方が覚えられないでしょ”って。“今から降ろしなさい”って言うんで、セットの中をずっと降ろして」と話した。

 「で、おかげさまでドレスも今は、中で足を蹴ればいいんだって言うのも分かりましたので、いいお勉強でした」と感謝していた。

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