スキマスイッチ デビュー20周年記念ツアースタート 約3年ぶり声出し解禁に大橋「みんなで騒いで」

2023年06月06日 22:30

芸能

スキマスイッチ デビュー20周年記念ツアースタート 約3年ぶり声出し解禁に大橋「みんなで騒いで」
デビュー20周年のアニバーサリーツアーをスタートしたスキマスイッチ Photo By スポニチ
 今年7月にデビュー20周年を迎える男性デュオ「スキマスイッチ」が6日、アニバーサリーツアーを札幌市の「カナモトホール」でスタートさせた。
 9都市9公演を巡る周年ツアーの幕開けは、集まった約1500人からの歓声で始まった。新型コロナを経て、約3年ぶりの声出し解禁コンサート。演奏とともに白い紗幕が落とされると、大橋卓弥(45)と常田真太郎(45)が登場。会場のボルテージは急上昇。1曲目からコール&レスポンスを求めた大橋はファンの大合唱を聞き、「ありがとう!みんなで騒いでいきたいね」と満面の笑みを見せた。常田も「当たり前だったことが特別だったんだね」と感慨深くうなずいた。

 2003年7月9日に「view」でメジャーデビュー。大橋の温かく包み込むような歌声と、常田の生み出すメロディが愛され続けてきた。大橋は「ここまで活動し続けられるとは夢にも思っていなかった」とし、常田も「感謝の気持ちが重さを伴ってズシンとやってきた感じです」と振り返る。

 周年イヤーでは約半年にわたるツアーに加え、7月5日にベストアルバム「POPMAN’S WORLD ―Second―」を発売。常田は「20周年を良い言い訳と捉えた」とし、これまで全曲完全セルフプロデュースを貫いて来たキャリアの中で、初めて外部プロデューサーとして音楽家の亀田誠治氏(59)とコラボ。レコーディング時には「良い曲過ぎる」という理由で不完全燃焼だった人気曲「藍」などが再録音されている。大橋は「いつもはシンタくんと一緒に歌を作っていますが、違う視点もあって新鮮だった」と、新たな一面も垣間見れる一枚となりそうだ。

 ツアーとベスト盤のタイトルは「POPMAN’S WORLD」。ステージ中央には、ポップな世界を表現した球体が設置。2人が歌ってきた多彩なジャンルの音楽を表すかのように、さまざまな色に染まっていた。この日は「ボクノート」「奏」「全力少年」などヒット曲を揃え、さらに新曲「アニバースデー」も初披露。約3時間におよぶ熱いステージを繰り広げた。最後は常田が“20”の指文字を作り、「ツアー行ってきます!」と宣言。万雷の拍手に送られ、ライブを結んだ。
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