松岡茉優「教卓から見る初めての教室の風景…怖い」殺される場面から始まる教師役クランクイン
2023年06月09日 06:00
芸能
完全オリジナル脚本の作品で、2019年の同局「3年A組-今から皆さんは、人質です―』を手掛けたプロデューサーと監督のコンビによる新たな時代の学園ドラマとなる。
クランクインは、松岡1人での撮影となったが「スタッフの皆さんの『こういうドラマを作るんだ!』という熱さを生で、肌で感じて、本当に信頼のできるチームだなと思いました」と感想。「『学校』という多くの人間が一度に集まる場所のエネルギーと難しさとを一つ一つ皆で紡いで、現場でディスカッションしながら、このドラマを作り上げていけたらいいなと思います」と意気込んだ。
▽松岡茉優コメント
本作の福井雄太プロデューサーとは10年前に「斉藤さん2」という作品で初めてご一緒して、監督の鈴木勇馬さんとは、昨年「初恋の悪魔」でご一緒させていただき、今日クランクインでスタッフ皆さんのお顔を見て、また一緒にドラマが作れるということが感慨深い一日でした。なにより皆さんの熱意を強く感じて、クランクインまでに様々なことが積み重なって今日があると思うのですが、スタッフの皆さんの「こういうドラマを作るんだ!」という熱さを生で、肌で感じて、本当に信頼のできるチームだなと思いました。
生徒の皆さんとはこれからお会いするのですが、私は生徒役として「教卓を見る」教室の景色は見たことがあるのですが、教師役として「教卓から見る」教室の景色は初めてなので、少し恐ろしかったり怖かったりという思いもあります。でも、生徒役の皆さんもこの作品に熱い想いで取り組んでらっしゃるという事をお聞きして、10代の多感な時期を演じるというのは、かなりエネルギーがいる事ですが、みんなで足並みを揃えて、力を合わせて取り組んでいけたらいいなと思います。
この作品は私が演じる九条先生が殺されるという場面から始まるのですが、描いていくのは、普段の生活でみんなが感じながらも、目をつぶっているようなこと、一つ一つに向き合っていくドラマになったら、と思っています。いま学生の方、学生だった大人の皆さんにとっても、ちょっと思い出したくない思い出とか、どうしてあんな事言ってしまったんだろうという言葉とか、そういうものを一緒に昇華していけるドラマになればと思うので、「学校」という多くの人間が一度に集まる場所のエネルギーと難しさとを一つ一つ皆で紡いで、現場でディスカッションしながら、このドラマを作り上げていけたらいいなと思います。