さだまさし コロナ禍で1年半曲作りを中断した理由…再開時は「どうやって曲作ってたっけなって」

2023年06月11日 21:49

芸能

さだまさし コロナ禍で1年半曲作りを中断した理由…再開時は「どうやって曲作ってたっけなって」
さだまさし Photo By スポニチ
 シンガー・ソングライターさだまさし(71)が、11日放送のフジテレビ系「まつもtoなかい」(日曜後9・00)にゲスト出演し、コロナ禍での音楽との向き合い方を振り返った。
 1973年にフォーグデュオ「グレープ」でデビュー。制作した楽曲は500曲以上、ソロコンサートは通算4580回と、息の長い活動を続けている。

 歌づくりのきっかけについて聞かれると、「待ってますよ」とポツリ。「何か釣れないかなって思って。自分の井戸に釣り糸を垂らすようなもんだから。自分の井戸に、変なものが入っていれば釣れるわけですよ。大きな魚が釣れたり、犬が釣れたりがありますけど」と、独特の表現で説明した。

 昨年はアルバムを発売したが、「コロナで1年半くらい曲を作らなかったんです」と打ち明け、驚かせた。非営利団体「風に立つライオン基金」を設立しているさだは、「お医者さんと福祉施設とつながったり、そっちが忙しくて、音楽ができていなかった」と説明。そのため、「どうやって曲作ってたっけなってところから始めた」という。

 そんな中で起きたのが、昨年のロシアによるウクライナ侵攻。「ロシアのウクライナ侵攻の時に、目がばっと覚めて。『キーウから遠く離れて』って歌を勢いで書いたら、バランスを取るんですね。怒りで書いてる(から)」と振り返った。怒りの逆の感情を引き出して、また別の曲を制作。「怒りに対するカウンターが欲しい。優しさとか温かさとか。それを自分の中から釣り出していく。すると、曲が並んでいくというやり方で」、アルバムを制作していったことを明かした。
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