6代目三遊亭円楽さんの菩提寺で初追悼興行 一番弟子の楽生「存在を伝えていく」
2023年06月11日 22:58
芸能
トリは一番弟子の楽生が「井戸の茶碗」を熱演。大盛況の会を締めくくった。落語会の後、3人は円楽さんの墓の前で手を合わせ、楽生は「頑張っていきます」と活躍を誓った。
今後について楽生は「うちの師匠が作り上げた噺を引き継いでいきたい」と“円楽イズム”の継承を宣言。6代目円楽さんの「芝浜」の型を例に挙げ「特に噺の“工夫”を受け継いでいきたい。5代目や6代目円楽という存在を伝えていく」と語った。
釈迦尊寺は円楽さんが生前から墓を建て、16年には得度も行ったゆかりの地。円楽さんと50年以上親交のある山崎さんが「円楽の後を盛り上げるためなら」と今回の落語会が実現した。山崎さんは「(円楽さんは)要領が良かった。どんな師匠でも前へ出てお茶くみをしていた」と語り、故人をしのんだ。「六代目三遊亭円楽追悼興行」は8月27日に第2回が釈迦尊寺で開催される予定となっている。