辛坊治郎氏 内閣不信任?衆院解散?シナリオ解説「はたで見てるとこんなにおもしろいことはない」

2023年06月12日 18:48

芸能

辛坊治郎氏 内閣不信任?衆院解散?シナリオ解説「はたで見てるとこんなにおもしろいことはない」
辛坊治郎氏 Photo By スポニチ
 キャスター辛坊治郎氏(67)が12日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後3・30)に生出演し、衆院解散をめぐる与野党の動きを解説した。
 通常国会の会期末が21日に迫り、衆院解散のうわさも流れる一方で、立憲民主党が内閣不信任案の提出を視野に入れていることが報じられている。辛坊氏は「最終的に否決が分かっていても、一番最初に審議しないといけないという不信任決議案が“野党から出ました”というのが、“あ?そう。そんなに信頼できないなら、いっぺん国民に聞いてみようか?”という(衆院解散の)大義になりかねないというのがある」と述べた。

 解散のタイミングについても言及した。憲法7条による解散は、内閣の助言と承認による天皇陛下の国事行為と定められているが、天皇、皇后両陛下は17~23日の日程でインドネシアを訪問される予定。辛坊氏によると、天皇陛下不在での解散は「(臨時代行によって)形式的にはできるけど、天皇陛下が国内にいない時に解散権が行使されたことが一度もない」という。

 国会の会期が延長され、天皇陛下の帰国後に解散という可能性もゼロではないが、辛坊氏は「国会延長しないと16日までが大変だよね。でも(不信任案を)出さないと、野党としては支持者から“何やってるんだ、野党”というプレッシャーが」と、野党サイドの胸の内も推測。「出したら、下手したら解散だけど、選挙準備も整ってねえし、2年以上も任期もあるし…って、そういう読みを必死になってやってる」と解説した。

 永田町の水面下で交錯する与野党の思惑に、辛坊氏は「当事者はたまったもんじゃないですが、はたで見てるとこんなにおもしろいことはないんですね~」と語っていた。
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