フジ「テイオーの長い休日」　船越英一郎も乗り気“2サスの帝王”役

　フジテレビ系連続ドラマ「テイオーの長い休日」（土曜後11・40）が今月3日にスタートした。 　俳優船越英一郎（62）のセルフパロディーといえるコメディー作。1年以上仕事がない“2時間サスペンスの帝王”と呼ばれる大御所俳優・熱護大五郎の再生を描く。プロデューサーの松本圭右氏は「昨年の秋ごろから船越さん主演で何かドラマができないかと構想が立ち上がりました。最初は企画内容に怒られるんじゃないかとも思いましたが、船越さんご自身がとても乗り気で楽しんでくださった」と背景を明かした。

　作中での熱護は、実際の船越とは異なり偏屈で自己中心的な性格。ただ船越自身はその役柄とは裏腹に、現場のムードメーカーとして共演者を引っ張っているという。マネジャー役の戸田菜穂（49）と、その3人の子供との共演シーンも多い。松本氏は「まるで娘と孫と接するように、現場で和気あいあいとした空気感をつくってくださっています」とその“座長ぶり”を称えた。