中村獅童 尾上松也をかわいがるワケ 「同じ境遇」だけじゃない、知られざるエピソード

2023年06月14日 16:21

芸能

中村獅童 尾上松也をかわいがるワケ 「同じ境遇」だけじゃない、知られざるエピソード
中村獅童 Photo By スポニチ
 歌舞伎俳優の中村獅童(50)が13日放送のテレビ朝日「証言者バラエティ アンタウォッチマン!」(火曜後11・45)にゲスト出演。尾上松也(38)との知られざるエピソードを明かした。
 松也は1985年、六代目・尾上松助の長男として誕生。5歳で二代目・尾上松也として歌舞伎の初舞台を踏んだ。天才子役と呼ばれ、将来を嘱望されていたが、高校卒業後、20歳の時に父・松助が死去。大黒柱を失い、20歳の若さで一門を背負うことになった。後ろ盾がない中、同じように父不在の境遇ながら道を切り拓いた獅童の背中を追い、歌舞伎以外の数々の作品に出演するようになっていった。

 獅童も父が廃業し、歌舞伎で役がつかない中、映像作品に活路を求めてブレーク。歌舞伎座で主演を務めるまでになった。「ギャグとかインタビューとか、だいたい僕のパクリですからね。そろそろやめてもらいたい」とジョークを飛ばしながらも、弟分的な存在の松也はかわいい様子。

 その背景には、同じ境遇という以上に、松也の父・松助への恩返しの思いがあるという。かつて映画「ピンポン」に出演し、強烈なキャラクターで大ブレークしたが「映画で少し皆様に名前を知っていただけるようになった時、亡くなった松助の兄さんが“獅童、よかったなあ”ってボソっておっしゃってたっていうことを、のちのちお母様からお伺いして。松助さんの息子の松也くんも僕のちょっと後にテレビ出るようになったのでね…」としみじみ。

 それでも「(松也より)僕の方が先ですけどね。あんまり一緒にされたくないな」とツンデレなところを見せ、スタジオからは「負けず嫌いだなあ、ほんと」と爆笑が起きていた。
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