「どうする家康」佐藤浩市 2年連続大河に驚き!上総広常→真田昌幸「従来と違った側面」自身初の戦国大河

2023年06月16日 13:21

芸能

「どうする家康」佐藤浩市 2年連続大河に驚き!上総広常→真田昌幸「従来と違った側面」自身初の戦国大河
NHK大河ドラマ「どうする家康」に真田昌幸役で出演することが決まった佐藤浩市。2年連続の大河出演となる Photo By 提供写真
 俳優の佐藤浩市(62)が放送中のNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)に戦国武将・真田昌幸役で出演することが決定し16日、番組公式ツイッターで発表された。大河出演は、坂東の巨頭・上総広常役を体現し、ロス現象を生むなど大反響を呼んだ昨年「鎌倉殿の13人」に続き2年連続5回目。佐藤は「2年連続での出演依頼があった時は驚きました」と率直な心境を明かした。真田昌幸といえば、2016年「真田丸」で草刈正雄(70)が強烈な印象を残したが、佐藤の創る新たな昌幸像が期待される。
 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。嵐の松本潤は大河初主演となる

 佐藤の大河出演は、坂本竜馬役を演じた90年「翔ぶが如く」、源義家役を演じた93~94年「炎立つ」、芹沢鴨役を演じた04年「新選組!」、上総広常役を演じた22年「鎌倉殿の13人」に続き5作目。いわゆる戦国大河は自身初。三谷幸喜氏が脚本を手掛けた大河を除くと、約30年ぶりとなる。

 真田昌幸は。太平の世に移る中、戦国乱世の遺物のような存在。小国ながらも徳川をはじめ列強を手玉に取り、生き残りを図る反骨不屈の男。「表裏比興の者(表と裏を使い分けるクセ者)」とも呼ばれ、武田信玄譲りの謀略を使い、徳川家康(松本潤)に幾度も苦杯をなめさせる。息子たち家族を溺愛し、関ケ原合戦に際しては長男・真田信幸(吉村界人)と敵味方に分かれる苦渋の決断を下す。

 “戦国乱世、最後の怪物”に挑む佐藤は「真田昌幸はいわゆる『策士』と言われている人で、面白いエピソードがいくつか残っています。例えば関ケ原の合戦の時、敵方の伝令から『城を通してほしい』と言われて、面白いからとそのまま通過させたとか。ただ、まことしやかなそういう噂が本当のことだったかどうかは、実際のところは分かりません。でも、ドラマを見る方がどういうふうに受け取るかも含めて、楽しく見せたいと思っています。皆さんが持っているイメージを膨らませるのか、逆に全く違った見せ方にするかっていうことが、僕らの仕事なので」と意気込み。

 「そういった遊びができるかどうかは、もちろん脚本次第ではありますが、従来とはどこか違った真田昌幸の側面が出せたら面白いかなと。皆さんが期待しているであろう、昌幸の老獪さは、十二分に感じていただけると思います」と早くも手応えを示した。

 2年連続の大河出演には「驚きました」としながらも「ただ、座長の松本潤さんのことは昔から知っていますから、何かご縁があれば、お手伝いできたらなという思いはありました。ですから、お話がきた時は『微力ながら参じます』と、そういう気分でした。これまで僕は、三谷さんの作品では『新選組!』で芹沢鴨を、『鎌倉殿の13人』で上総広常をやっていますが、それとは全く違った出方の中で、お客さんに楽しんでいただければと思います」とアピールした。
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