【どうする家康 大河絵(どうする絵)】第22話 織田軍が一変させた戦に信康“激変”…迫る悲劇の足音
2023年06月18日 17:01
芸能
先週の第22話は「設楽原の戦い」。織田・徳川連合軍は、長篠城の西・設楽原(したらがはら)で武田軍と対峙。しかし、織田信長(岡田准一)は馬防柵を作るばかり。動こうとしない。しびれを切らした徳川家康(松本潤)は、わずかな手勢で武田の背後から夜襲をかける危険な賭けに出る。策は功を奏し、武田四郎勝頼(眞栄田郷敦)は攻めかかってくるが、信長はその瞬間を待っていた。3000丁の鉄砲が火を噴く!…という展開だった。
まさかの織田VS家康の“どうぞどうぞ”にホッコリしたのも一瞬。織田軍の戦の歴史を変える鉄砲隊が武田軍を蹴散らし、圧勝。“なぶり殺し”の壮絶な戦場を目の当たりにし信康(細田佳央太)がつぶやく。「これは戦か…」。
武田勢を打ち崩した信長は徳川家を家臣としたが…。娘・五徳(久保史緒里)の頬をわしづかみにし「五徳…今後、我らにとって最も恐るべき相手は…徳川じゃ。この家の連中をよーく見張れ。決して見逃すな」。
心が崩壊気味の信康、不気味さが加速する秀吉、野望に突き進む信長…。迫る“悲劇の足音”を石井さんが描く。
◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2021 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2021 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでは昨年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に続いて2度目の大河絵連載。