秋元順子が歌う、小西良太郎さん遺作「プラトニック」 「大切に歌っていきたい」

2023年06月18日 05:00

芸能

秋元順子が歌う、小西良太郎さん遺作「プラトニック」 「大切に歌っていきたい」
小西良太郎さんとの思い出を語った秋元順子 Photo By スポニチ
 先月13日に死去したスポーツニッポン新聞社OBで、音楽プロデューサーの小西良太郎さん(享年86)の遺作が、今月21日に発売される。歌手の秋元順子(75)のシングル「プラトニック」で、大人の恋を描いた静かなバラードだ。
 八代亜紀の「舟唄」「雨の慕情」や坂本冬美の「夜桜お七」を世に送り出した小西さん。今作は作曲家田尾将実氏に「秋元にシャンソン風の曲を歌わせたい」と依頼した。イメージしていたのは、自身が生まれた翌年の1937年にヒットした淡谷のり子さんの「別れのブルース」だ。同曲こそ、小西さんの音楽の原風景。酔うと口ずさむこともあった。

 「プラトニック」も同曲のように大人の恋の世界観を表現した切ないバラードに仕上がった。最後は「いつも人生はさりげなく終わる 短編小説みたいなもの」という詞で締めくくられる。曲が完成したのは4月。自分の死期を悟った上で、この言葉を託した。秋元は「本当に素敵な曲。大切に歌っていきたい」と話している。
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