「どうする家康」信康“乱心”僧斬り→瀬名“母の覚醒”「伏線見事」悲劇へネット寒気 唐人医師と不倫?

2023年06月18日 20:45

芸能

「どうする家康」信康“乱心”僧斬り→瀬名“母の覚醒”「伏線見事」悲劇へネット寒気 唐人医師と不倫?
大河ドラマ「どうする家康」第23話。千代と唐の国の医師・滅敬を出迎える瀬名(有村架純)と松平信康(細田佳央太)(C)NHK Photo By 提供写真
 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は18日、第23話が放送された。話題のシーンを振り返る。
 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 第23話は「瀬名、覚醒」。瀬名(有村架純)が武田の使者・千代(古川琴音)と密会していると知った五徳(久保史緒里)は、父・織田信長(岡田准一)に密告。信長は水野信元(寺島進)が武田と内通していると言いがかりをつけ、徳川家康(松本潤)に処分を迫る。苦渋の末、伯父を手にかけた家康は、侍女・於愛(広瀬アリス)に癒やしを求めるように。一方、設楽原の“なぶり殺し”以来、心のバランスを失っていた愛息・松平信康(細田佳央太)に、瀬名は秘めたる大きな夢を打ち明ける…という展開。

 信康は乱心のあまり、鷹狩りの帰りに通りすがりの僧を突如、斬ってしまった。

 横になり、平静を取り戻した信康は「何と言って謝ればよいのでしょう、あの僧に」と後悔の念。「皆が強くなれと言うから、わたくしは強くなりました。しかし、わたくしはわたくしでなくなりました。いつまで戦えばよいのですか。いつまで人を殺せば」と泣きながら苦悩を打ち明けた。

 変わり果てた愛息の姿に、瀬名も「母には、ずっと胸に秘めてきた考えがある。誰にも知られてはならぬ、恐れ多い謀(はかりごと)じゃ。されど、もしそなたがやると言うのなら、母はすべてを懸けて、それを成す覚悟ができている」と明かし、涙を浮かべた。

 瀬名は築山の門番・侍女をすべて入れ替え、千代に「上の者を連れて参れ。大事な話のできる、そなたの頭を」を命じた。

 石川数正(松重豊)も瀬名の異変を心配。家康は「瀬名は、ただ草花が好きな、たおやかな妻じゃ」と瀬名と武田の内通を信じたくない。

 そして、千代が連れてきたのは、唐の国の医師・滅敬(めっけい)。それは、穴山信君(田辺誠一)にしか見えない。「滅敬にございます。お方様が薬作りに凝ってらっしゃると耳にしたもので」。信康とともに出迎えた瀬名は「滅敬殿、ようおいでくださった。是非とも、ご指南いただきとう存じます」――。何かを企むような顔になった。

 史実としては、築山殿(瀬名)が処刑され、松平信康が自害した悲劇「築山殿事件」(天正7年、1579年)が刻一刻と迫る。

 徳姫(五徳)が父・織田信長に送り、築山殿や信康の罪状を告発した「十二ヶ条の訴状」。築山殿は「唐人医師・滅敬を愛人にし、武田と内通した」、信康も日頃から乱暴な振る舞いが多く「鷹狩りの際、僧侶を絞め殺した」とされる。

 SNS上には「本格的に武田と通じちゃうのか。唐人医師と不倫って話も本格的にやるんかな」「唐人医者の逸話も確かに知っているけど、唐人医者=穴山梅雪は(昨年『鎌倉殿の13人』の)平知康=押松(矢柴俊博)ぐらい、そこ同一人物にするかという驚き」「五徳が遠回しに忠告したのに、その忠告を無視する瀬名」「家康の楽観的なところ、怖いな。目の前にいる石川数正も去ってしまうのに」「築山殿事件と信康事件、どう描かれるのかな?と思ってたけど、なるほど、こう来るか…と寒気がする回でした」「信康のダークサイドへの堕ち方、瀬名の覚悟、徳姫との確執などなど、史実の順番を巧みに入れ替えた築山殿事件への伏線の張り方が見事すぎる。伏線回収の魔術師・古沢良太の脚本ならではじゃないだろうか」などの声が相次いだ。

 次回第24話は「築山へ集え!」(6月25日)。あらすじには「瀨名は内々に進めていた途方もない計画を明かし…」とある。

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