明石家さんま 故・上岡龍太郎さんの復帰計画あった 「夢叶えられなかった」理由は自身の凡ミス

2023年06月18日 23:20

芸能

明石家さんま 故・上岡龍太郎さんの復帰計画あった 「夢叶えられなかった」理由は自身の凡ミス
明石家さんま Photo By スポニチ
 お笑いタレント明石家さんま(67)が18日、ニッポン放送「明石家さんま オールニッポンお願い!リクエスト~やってきました日常日!『仰天!日常ロードショー』」(後6・00)に生出演し、5月19日に肺がん、間質性肺炎のため亡くなった元タレント上岡龍太郎さん(享年81)の幻に終わった復帰計画について語った。
 上岡さんは1959年、横山パンチの芸名でトリオ芸人「漫画トリオ」としてデビュー。その後、知性あふれる話術を武器に名司会者としてらつ腕を振るい、ABCテレビ「探偵!ナイトスクープ」などでMCを務めた。2000年に引退を宣言した後は、ほとんど公の場に姿を現さず、大好きなゴルフとマラソンを楽しむ余生を過ごした。その引き際の潔さも共感を呼んだ。

 ところが、さんまによると上岡さんは、早い引退について意外なことを話していたという。「“やっぱ辞めるの早かったかな”と、上岡師匠が言わはる時があって」。さんまが出演するコント舞台をよく見に来ていたようで、「客席いじりで、上岡さんにしゃべらせたら、ドカーン!とウケて」と振り返った。

 さんまには、客席の笑いに上岡さんが感化されたように映ったという。「人が笑うって、何かよみがえるんやろな。それで、“上岡師匠、また戻ったらどうですか?”って言うてたんですよ」。さんまからの復帰提案に、上岡さんは「いや、もうやめたしな」と話しつつ、さんまがMCを務めるトーク番組「さんまのまんま」への出演を希望したという。

 さんまはロケ帰りでバッタリ上岡さんと会ったことがあったといい、話の流れで上岡さんが「(さんまが)一緒にやってくれたら…」と復帰に前向きな話をしていたという。しかし、結局は叶わずじまい。さんまは「カムバックというか、“テレビに出てもええ”って言うてはった夢を叶えることができなかった」と悔やんだ。

 さんまによると、理由は自身が番組スタッフに伝え忘れたことだったという。「すっかり『―まんま』のスタッフに言うてると思って。“(上岡さんが)こう言うてはったもんな?”って言ったら、“え?そんなことあったんですか?”って言うて。俺が言うたと思ったら、言うてなかった」と打ち明けた。

 最後に会ったのは、6年ほど前のゴルフ場だった。「ゴルフ場に別々に来てて、“元気か?”と言うたのが、最後の会話。それが上岡師匠との最後の会話になった」。上岡さんへの罪滅ぼしも兼ねてか、最後には「上岡師匠にささげる曲になるのかな?」と、「ナイトスクープ」のテーマ曲「ハートスランプ二人ぼっち」をかけていた。
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