男女逆転「大奥2」福士蒼汰 注目の天璋院・胤篤役で再登板“お万の方の再来”シーズン1有功役に続き感激

2023年06月19日 12:00

芸能

男女逆転「大奥2」福士蒼汰 注目の天璋院・胤篤役で再登板“お万の方の再来”シーズン1有功役に続き感激
“男女逆転の大奥”を描くNHKドラマ10「大奥 Season2」に天璋院/胤篤役で出演することが決まった福士蒼汰。「Season1」万里小路有功役に続く再登板 Photo By 提供写真
 今年秋に放送される“男女逆転の大奥”を描くNHKドラマ10「大奥 Season2」(火曜後10・00)「幕末編」の新キャストが19日、番組公式ツイッターなどで発表され、俳優の福士蒼汰(30)が13代将軍・徳川家定の正室となる胤篤(たねあつ、のちの天璋院)役を演じることが明らかになった。今年1~3月に放送された「Season1」で好演した大奥入りする美しき僧・万里小路有功(までのこうじ・ありこと)役に続く再登板となる。
 同一ドラマ内で別の役という“異例”の再登板となるが、天璋院・胤篤は「お万の方(有功)の再来」と言われる美貌の持ち主のため、再び福士が起用されたとみられる。

 Season1「三代将軍家光・万里小路有功編」。有功は3代将軍・家光(堀田真由)の側室となり、2人は深い絆を結んだ。有功は大奥総取締に就任。家光からの寵愛と、その美貌から「お万の方様」として大奥を去った後も伝説の人物となっていた。

 長い時を経て、13代将軍・家定(愛希れいか)の正室となるのが胤篤。その美貌は“伝説の有功”を彷彿。「お万の方の再来」と驚かれる。

 胤篤は次期将軍をめぐる継承問題を内部から操るため、薩摩・島津家から送り込まれる。聡明さや物腰の柔らかさを持つ。徳川の世を途切らせまいと奮闘する家定の心情を理解し、いつしか両想いとなって結ばれる。家定亡き後は、14代将軍・家茂(志田彩良)を後見人として支える。

 福士は「多くの方々から愛されている『大奥』に再び参加できることを大変うれしく思っております。シーズン1では万里小路有功を演じさせていただき、大奥始まりの総取締として家光を支えました。この度は、天璋院・胤篤として大奥の終わりを見守りたいと思います」と再登板に感激。

 「今回の役どころは、非常に繊細で難しいものだと思っています。薩摩の人間でありながら、家定・徳川のために無垢に考え、行動する。聡明さと人情を併せ持つ彼を、深く演じていきたいです。家定との心の機微を丁寧に演じ、瀧山(古川雄大)と二人三脚で支えていけるよう努めてまいります。“お万の方の再来”とも言われた彼の人生をいかに歩めるか、今からとても楽しみです」と意気込んでいる。

 放送毎にSNS上で話題を集めた「Season1」(全10話)は今年3月に完結。3月度ギャラクシー賞月間賞も受賞した。「Season2」の平賀源内役・鈴木杏らは「Season1」最終回でサプライズ発表。これまで、原作ファン注目の老中・田沼意次を松下奈緒が、原作ファンの間で“最大の悪役”と名高い一橋治済を仲間由紀恵が演じるなどキャストが続々と発表され、配役に注目が集まっていた。

 原作は「西洋骨董洋菓子店」「きのう何食べた?」などで知られる漫画家・よしなが氏が、隔月刊誌「MELODY」(白泉社)に04年8月号から21年2月号まで連載した同名人気作。3代将軍・徳川家光の時代から幕末・大政奉還に至るまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを紡ぎ、センセーションを巻き起こした。ジェンダー、権力、病など現代社会が直面する課題を大胆な世界観で鮮やかに描き、全19巻は累計600万部(紙・電子)を誇る。

 過去計3度、ドラマ化&映画化されたが、今回は家光編から幕末・大政奉還まで初めて映像化。脚本は連続テレビ小説「ごちそうさん」、大河ドラマ「おんな城主 直虎」、TBS「JIN―仁―」「義母と娘のブルース」「天国と地獄~サイコな2人~」などのヒット作を生み続ける森下佳子氏。25年の大河「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」も手掛ける。

 「Season2」も引き続き、脚本は森下氏が執筆。8代・吉宗の遺志を継ぐ若き蘭方医たちが奇妙な病「赤面疱瘡(あかづらほうそう)」撲滅へ立ち上がるその後の物語から、女将軍をはじめとした幕府の人々が“江戸城無血開城”のために奔走した幕末・大政奉還の物語を描く。大筋は原作通りのストーリー展開だが、ドラマは「医療編」「幕末編」と銘打つ。

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