大河「光る君へ」降板の永山絢斗容疑者は誓約書書いていた NHK総局長「大変遺憾」「代役これから」

2023年06月21日 15:45

芸能

大河「光る君へ」降板の永山絢斗容疑者は誓約書書いていた NHK総局長「大変遺憾」「代役これから」
東京・渋谷のNHK社屋 Photo By スポニチ
 NHKの山名啓雄メディア総局長(59)が21日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、今月16日に大麻取締法違反容疑で逮捕された俳優・永山絢斗容疑者(34)が出演予定だった来年の大河ドラマ「光る君へ」を降板したことに言及した。
 山名総局長は「所属事務所から申し出がありまして、大河の出演を取りやめることになりました」と経緯を説明。「当然、NHKとしましては5月に出演を発表したばかりなので大変遺憾」とした上で、事前の“検査”については「捜査機関ではないので」厳しいとの見方を示した。その上で「永山さんについては文書で確認していた」とも話した。代役については「これから」と未定であるとし、「撮影も始まっているので、影響のないように速やかに決めていきたい」とした。

 担当者は「主な出演者には薬物使用の疑いがないという誓約書を書いていただいている。永山さんに関してもいただいていたので、残念ではあります」と話した。

 永山容疑者は主人公・紫式部の生涯のソウルメイト藤原道長の甥・藤原隆家役での出演が先月発表されたばかり。所属事務所から出演辞退の申し出があり、降板が決定。作品自体の撮影は始まっていたが、永山容疑者はまだクランクインしていなかった。

 大河ドラマと薬物をめぐっては、19年「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」で足袋屋の主人・黒坂辛作役のピエール瀧がコカインを摂取したとして麻薬取締法違反の疑いで逮捕され、降板。20年「麒麟がくる」で帰蝶役の沢尻エリカが合成麻薬MDMAを所持したとして麻薬取締法違反の疑いで逮捕され、降板した。大河ドラマは再び主要キャストが薬物関連で逮捕され、急きょ代役を立てる受難続きとなった。

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