若田光一氏　宇宙で日本食コミュニケーション「海外の仲間からも好まれていた」　人気の食事は？

　宇宙飛行士の若田光一氏（59）が、21日放送のフジテレビ系「Live　News　イット！」（月～金曜後3・45）のインタビューに答え、今年3月までの宇宙滞在で重要な役割を果たした日本食について語った。 　若田氏は昨年10月から国際宇宙ステーションに滞在。約5カ月間、宇宙空間に滞在し、さまざまな研究などを行った。1996年に初めて宇宙へ行ってから、これが5度目の滞在。層滞在期間は504日となった。

　滞在期間中、最も心掛けていたのが、他の宇宙飛行士とのコミュニケーションだったという。「あうんの呼吸というよりも、相互のコミュニケーションが非常に重要だなと思って」と話し、「相手の立場に立って、相手が何を欲しているのか、何を何を成し遂げたいと思っているのかを聞いてあげて、彼らの目標を実現するためにできることを、自分でしてあげることで信頼感が強くなるのかな」と振り返った。

　温かい輪ができるのが、食事の場だったという。「みんながそろって話せる機会、食事って重要な機会かなと思って」。若田氏は、日本食の宇宙食を持ち寄って、海外からの飛行士に振る舞ったという。「私が食べたい日本食よりも、海外のクルーがおそらく食べたいだろうなと思う宇宙食、日本食を持って行って」と話した。

　持参した日本食について具体的に聞かれると、「日本食はだいたいおいしいですけど、白いご飯とか、カレーとか、サバ缶とかわかめスープとか。本当においしいものがあって、海外の仲間からも好まれていた」と明かしていた。