松井一郎氏、国会議員の好待遇改善を提案 増税やむなし見解も「君たち、やりすぎやろ?と」

2023年06月22日 19:37

芸能

松井一郎氏、国会議員の好待遇改善を提案 増税やむなし見解も「君たち、やりすぎやろ?と」
松井一郎氏 Photo By スポニチ
 前大阪市長で政界を引退した松井一郎氏(59)が20日、ABEMA「Abema Prime(アベプラ)」(月~金曜後9・00)に生出演し、衆参両院の委員会の委員長手当が廃止されたことについて、自身の見解を示した。
 国会の会期中に両院の委員長らに日当6000円が支払われる手当を廃止する改正歳費法が21日、参院本会議で与野党の賛成多数で可決、成立した。これにより、年間約5000万円の歳費が削減される。

 これについて松井氏は「委員長手当なんて、あんなの当たり前のこと。給料は給料でもらってるわけだから、歳費を」と、廃止に大賛成。「委員長というポジションに就くと、その手当が1日、委員会がない日もですよ?1日6000円。委員会もないのに、委員長になったからって日当をもらえる」。開催日以外にもなぜか毎日支払われるという、民間では考えられない超厚遇に、松井氏は「何の手当や?」と疑問を呈し、「大阪ではとっくの昔にやめてます」とも明かした。

 また、一部委員会の存在意義にも首をかしげた。「委員長だと車が付く。運転手付きの、黒塗りの。この車、自由に使えるから、ほとんど開会していない特別委員会とかも、やめない。その委員会を。委員会をなくすと、委員長というポストがなくなるし、お金もなくなるし、車も使えない」。活動実態があまりない委員会が、存続し続けるからくりを説明した。

 防衛費の倍増などで、大増税時代が到来するが、松井氏は「こういうお手盛りの特権のところをなくしてからやろ?増税は」と、国会議員の厚遇改善が先送りされている現状を指摘した。

 自身は「完全に増税を否定するんじゃないです」という。「超高齢化社会で寿命が延びているし、社会保障費が伸びている。人口はどんどん減ってるわけで、若い人がどんどん減ってるわけだから、全部、現役世代がその分を担うとなったら成り立ちませんよ?」。増税の可能性もやむなしとの立場を示したが、「ある意味、社会保障を維持するためにも必要だけど、その前に君たち、これ、やりすぎやろ?と」と、国民の困窮度とは対照的な国会議員の好待遇に疑問を口にした。
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