車いすギャル、日本と海外のバリアフリー差に衝撃「現地であまりにも感動して泣いちゃって」対策を提案

2023年06月23日 15:21

芸能

車いすギャル、日本と海外のバリアフリー差に衝撃「現地であまりにも感動して泣いちゃって」対策を提案
さしみちゃんインスタグラム(sashimi_channn)から
 NHKで放送されたバリアフリー・バラエティー「バリバラ」などに出演した“車いすギャル”として知られるインフルエンサー・さしみちゃんが23日、自身のツイッターを更新。訪問したシンガポールでのバリアフリー事情について思いを記し、日本の課題を分析した。
 先天性の骨の病気によって車椅子生活を送るさしみちゃん。今年4月には日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に出演し、駅でエレベーターに乗るために自身が並んでいるのにも関わらず、後からきた人に先を越されてなかなか乗ることができない「エレベーター問題」について、車いす利用者としての立場から切実に訴え反響を呼んでいた。

 SNSでも、エレベーターを始めバリアフリー問題について周知を訴え続けているさしみちゃん。この日は、「先月行ったシンガポールの地下鉄」とつづり、シンガポールの駅の写真を投稿。写真には、駅のいたる場所に大きく優先マークが表示されている。

 さしみちゃんは「どこのエレベーターにも優先の表示があったし、そもそも使ってる人がほぼいなくて満員で乗れないなんてことは100%なかった。電車とホームの段差も無く一人でも問題なく移動可能」と、車いすでも快適に移動できたことを明かし「日本でも優先表示の導入と人々の意識改革、できるはず…!!」と問題提起。「障害のある人が“我慢”したら済む話ではなくて、誰しもが怪我や病気、老化で当事者になる可能性があります。なので社会全体の仕組みと意識を変えていく必要がある。極端に新しく作り替えたり、誰かの手をわずらわせなくても、今ある施設で自立可能な社会に」と呼びかけた。

 シンガポールの進んだバリアフリー対策に「現地であまりにも感動して泣いちゃって」と吐露。「向こうの方に、日本ではエレベーターに乗るためには10分以上並んだり、直前でドアを閉められて怪我したりするんですーって言ったら、本当に驚かれて、なぜ駅にエレベーターが設置されているのか日本人は知らない人が多いの?!と驚かれてしまった」と、人々の意識にもバリアフリーが浸透していることを明かした。

 この投稿には「日本人て、行列作るのとゴミを持ち帰るのが得意なだけで、妊婦や高齢者や障がい者に配慮するなど、公共のマナーは本当にグダグダなんだよね」「障害者の邪魔するつもりもないし自分は優しい人だと自負してる日本人は多いとは思う。インフラを自分の利便性の為にあるもんだと思っているがため、障害者(弱者)の存在に気が付かないだけじゃないかな。それ、私たち庶民に余裕がないから?日本社会の衰退が招いた闇かも?発信、応援してます」「段差等の設備には時間が掛かるのは分かるけど、意識はすぐにでも変えられると思うんだけどなー。実はそれが一番難しいのかな」「明日は我が身。なにも特別なことでもないですね。誰もが生きやすい社会になりますよ」「まさしくその通りですね。誰しもが高齢等で当事者になる可能性もあるし、ベビーカーだってそうですしね」と、応援するコメントが多く寄せられた。
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