「どうする家康」武田勝頼にも“譲れぬ夢”裏切りにネット“賛否”「当然の行動」「あほたわけ」

2023年06月25日 20:45

芸能

「どうする家康」武田勝頼にも“譲れぬ夢”裏切りにネット“賛否”「当然の行動」「あほたわけ」
大河ドラマ「どうする家康」第24話。父・武田信玄を超える!その志を貫く武田四郎勝頼(眞栄田郷敦)は…(C)NHK Photo By 提供写真
 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は25日、第24話が放送された。話題のシーンを振り返る。
 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 第24話は「築山へ集え!」。瀬名(有村架純)と松平信康(細田佳央太)が各地に密書を送り、武田方をはじめ多くの者が築山を訪ねていることを知った徳川家康(松本潤)。これが織田信長(岡田准一)に伝われば、命より大事な妻子を失うことになる。苦悶の末、家康は石川数正(松重豊)らと共に築山へと踏み込む。しかし、家康を待ち構えていた瀨名は、内々に進めていた途方もない計画を明かし…という展開。

 瀬名が描いた“夢”は、国々が与え合う「慈愛の国」だった。

 家康と武田四郎勝頼(眞栄田郷敦)は非交戦に合意。密約の通り、遠江・高天神城をめぐる攻防は双方が“カラ撃ち(空砲)”。信長の目を欺いた。

 天正7年(1579年)。なかなか落ちない高天神城に、信長は「徳川の目付はおまえだろうが!」と佐久間信盛(立川談春)を叱責。家康一家に平穏な日々が訪れた。

 しかし、それも束の間。勝頼は千代(古川琴音)と穴山信君(田辺誠一)を呼び出し「よい頃合いかもな」「すべてを明るみに出す頃合いよ。噂を振りまけ。徳川は織田を騙し、武田と裏と結んでおると」「すまんな。やはりわしは、女子(おなご)のままごとのごとき謀(はかりごと)には乗れん。仲良く手を取り合って生き延びるぐらいなら、戦い続けて死にたい」と裏切りを決断した。

 「信長の耳に入れてやれ!信長と家康の仲が壊れれば、わしらはまだ戦える」「あの2人に戦をさせよ!わしは織田、徳川諸共滅ぼす!」「穴山よ!この世は戦いぞ。戦いこそが我らの生きる道ぞ!我が夢は、父が成し得なかったことを成すこと。天下を手に入れ、武田信玄を超えることのみぞ。築山の謀略、世にぶちまけよ!」――。

 信康は息を切らして築山へ。酒井忠次(左衛門尉)(大森南朋)ら家臣団は読書中の家康のもとへ急ぎ集合。左衛門尉は「漏れました。築山の謀(はかりごと)、世に知れ渡っております」――。

 勝頼も“夢”を追い掛けた。SNS上には「勝頼、あほたわけ!」「最後のあの裏切りには絶句した」「勝頼なんでそんな滅びの道を選ぶかな…(瀬名の命運も尽きてしもた)」「戦国時代に当然の行動をしたまでよ」「確かに、あの阿部信玄ならお手手つないで論には絶対乗らないから、勝頼の気持ちは分からんでもない」「今回の勝頼で意見分かれてるね。悪女にしたくない瀬名に勝頼を利用された感あるけど、戦国時代の現実の厳しさを訴えたのが勝頼らしくて良かった。だって、スパルタ教育で育った戦でしか生きられない人よ」「何が残酷って、戦いのない平和な世を、勝頼が『おなごのままごと』って強い言葉で完全に否定してるとこなんだよなぁ。感情移入してる人には悪いが、瀬名の策を聞いている時点で、いつぶち壊されるかな~と変な楽しみ方してしまった」「瀬名の判断も正しく思える一方で、武田勝頼の判断もまた彼の感覚をベースに見ると正しく思える」などと“賛否”さまざまな意見が上がった。

 次回第25話(7月2日)、築山殿(瀬名)が処刑され、松平信康が自害した悲劇「築山殿事件」「信康事件」(天正7年、1579年)を迎える。

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