市川猿之助容疑者逮捕 浮き上がる3つの違和感 知人「あんなに真面目で礼節を重んじた夫婦がなぜ…」
2023年06月27日 11:32
芸能
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猿之助容疑者は緊急搬送当日の5月18日、警察の聴取に対し、事件前日の同月17日に家族で話し合い「死んで生まれ変わろうと家族で話し、両親が睡眠薬を飲んだ」という主旨の話を説明。この家族会議が行われた日は自身のパワハラやセクハラ疑惑などを報じた女性セブンの記事内容が猿之助側に知らされたタイミングだった。本格的な聴取が始まった同月24日にも警察に「心中を図った」などと話していた。
司法解剖の結果、両親の死因は向精神薬中毒の疑いと発表。猿之助容疑者も発見された時、口の辺りの変色など薬物中毒とみられる形跡があり、搬送先の病院で胃の洗浄を受けた。飲んだ薬はいずれも、猿之助容疑者が所持していた睡眠導入剤とみられている。ただ、家宅捜索では薬の包装容器などは自宅で見つかっていなかった。
薬の包装容器が見つかっていないこと以外にも謎が多い。一家をよく知る知人や関係者を取材すると3つの違和感が浮き上がってくる。
知人は「とても真面目な夫婦。もし、セクハラやパワハラの報道が事実なら、(パワハラなどの)被害者にお詫びをしないまま死を選ぶというのは考えにくい」と首をかしげる。また、遺書をめぐっても、猿之助は複数残していたが、両親のものはなかった。母の喜熨斗(きのし)延子さんを知る歌舞伎関係者は「一家を切り盛りしていたおかみさんは非常にはっきりした性格で物事をうやむやにはしたくないタイプ。今までお世話になった人たちへ何も言葉を残していないのが不思議に感じる」とする。
さらに、夫婦がパジャマ姿だったことも違和感の指摘が多い。延子さんは京都出身で、京友禅など着物の柄を手描きで表現する「図案家」の家で生まれ育った。知人は「生い立ちから着る物へのこだわりは強かった。上品で礼節を重んじる人柄でもあり、自らの最期をパジャマ姿でさらすような人ではない。旦那さんにもそのようなことはさせないしっかりした人なのに、こんなことがあるのか」と語った。