菊間千乃氏 猿之助容疑者の逮捕に見解「公判を維持できるような状況じゃないと逮捕には踏み切らない」

2023年06月27日 12:04

芸能

菊間千乃氏 猿之助容疑者の逮捕に見解「公判を維持できるような状況じゃないと逮捕には踏み切らない」
菊間千乃弁護士 Photo By スポニチ
 元フジテレビアナウンサーで弁護士の菊間千乃氏(51)が27日、コメンテーターを務めるテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。歌舞伎俳優の市川猿之助容疑者(47)が母親への自殺ほう助の容疑で逮捕状を請求されたこと(その後逮捕)についてコメントした。
 今回の逮捕について、菊間氏は「逮捕に至るまでの過程で、警察は検察とも相談しながらここまでやってきている中で、検察も著名人の方を逮捕するには、公判を維持できるような状況じゃないと逮捕には踏み切らないと思う。相当、ここまでやってこられたと思う」と見解を示した。

 両親の死因は向精神薬での中毒死とみられるが、この向精神薬は猿之助が用意したものと見られている。供述でも同容疑者はそれを認めているが、薬の包装容器は猿之助がその日のうちに自宅近くのゴミ置き場に捨て、すでに業者によって回収されたとみられている。

 物的証拠がなくなっていることについても、菊間氏は「実際に裁判になった時に“渡してない、母親が勝手に薬を探して飲んだんだ!”と供述を覆してしまうと、自殺ほう助は供述だけで公判を維持できるのかっていう部分で、慎重になったのかという部分もあると思う」ともした。

 そのうえで「それ以外の証拠が出てきているのか、物的証拠で固められるようなものをこれからの捜査では積み上げていったうえでの公判になっていくのでは」と見解。「父親に関しても(同容疑者は)“両親に渡した”と言っていて“母親に渡した”とは言っていない。とりあえず、母親に関してで、今日逮捕し、この後、捜査を進めている間に、父親に対しても再逮捕でさらに時間をかけて調べていくのなと想像します」と話した。
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