木村智博弁護士　ドミノ・ピザの有利誤認表示に「強調表示の横に書くとか、同じフォントで」

　景品表示法に詳しい木村智博弁護士が28日、フジテレビの情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）にVTR出演。消費者庁が27日、実際には別途「サービス料」がかかるのに、チラシに載せた商品代金だけで料理を購入できるような表示をしたのは、景品表示法違反（有利誤認表示）に当たるとして、「ドミノ・ピザジャパン」（東京都品川区）に再発防止策などを求める措置命令を出したことに言及した。 　同社によると、現在はサービス料を廃止しているという。消費者庁によると、同社は一部期間を除く2022年10月～23年4月、全国953店舗で「品質とサービスの向上を目的」として、商品代金の主に6～7％を、299円を上限として加算し、販売していた。しかしチラシではこの内容を小さく記載しており、商品代金のみで購入できるかのように誤認される表示にしていた。チラシは店頭での配布の他、住宅に投函したり、新聞に折り込んだりして配っており、同社は27日、ホームページ上で「お客さまには、多大なご迷惑、ご心配をおかけし、深くおわび申し上げます」とするコメントを発表した。

　木村弁護士は「（値段など）強調表示の横に（サービス料を）書くとか、強調表示と同じフォントで書かれているとか工夫した表示を求められる」と指摘した。