北島三郎 最後の中野サンプラザ公演で“まつり”締め 「隅から隅まで、ありがとう」

2023年06月29日 21:11

芸能

北島三郎 最後の中野サンプラザ公演で“まつり”締め 「隅から隅まで、ありがとう」
<令和歌の祭典2023>最後に「まつり」を歌う(左から)瀬川瑛子、里見浩太朗、北島三郎、二葉百合子(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 歌手の北島三郎(86)が29日、来月2日に閉館する東京・中野サンプラザで開かれた「さよなら中野サンプラザ!令和 歌の祭典2023」にゲストとして登場した。特製の車椅子に乗ってオープニングトークを務めたほか、昨年12月の明治座公演以来、約半年ぶりに観客の前で歌唱。「自分は60年で、サンプラザは50周年。いろんな歌い手がお世話になった。最後まで一生懸命頑張りましょう」と語った。
 中野サンプラザは1973年から“コンサートの殿堂”として親しまれたが、再開発のために閉館。中野区は事務所を構える“第2の地元”で、北島が第1号歌手の「日本クラウン」記念公演、弟子の周年公演開催など思い入れのある場所だ。そんなホールのステージに立つのは、北島にとってこの日が最後となる。

 舞台でははつらつとしゃべる“サブちゃん節”がさく裂。「大スターで親友のこうちゃん」と呼び掛け、俳優里見浩太朗(86)が登場しトークを展開。さらに11年に引退した元歌手の二葉百合子さん(92)と「栄枯盛衰」をデュエットした。

 ラストは北島が「中野は“まつり”で終わりです!」と力を込め、出演歌手全員と代表曲「まつり」を大合唱。「ソイヤ!」の掛け声と色とりどりのレーザー光線が会場を染め、客席では「ありがとう」のボードを掲げるファンも。北島は「最後の最後、隅から隅まで、本当にありがとうございました」と話し、ライブを結んだ。

 コンサートには総勢15組が集まり、全35曲を披露。集まった1600人は大盛り上がりだった。
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