石橋貴明 MCを目指す後輩芸人たちに持論 とんねるずの生き様「憲武がどう思ってるか分からないけど…」
2023年06月29日 23:45
芸能
最後に一流イタリアンを堪能する中で、みやぞんが石橋に聞いてみたいこととして「芸能界で長く生き残るやり方は何なんだろうな…」と問いかけた。すると石橋は「長くやることを目標にしていると、意外とそいつらはいなくなっちゃうんじゃないの」と首をひねり、とんねるずが芸能界を生き抜いてきた大きな要因として「自分らがやりたいことをずっとやり続けてきたから」と回想。
続けて石橋は「MC目指すって言うじゃん、今の奴らって。えっ、何それって(思っちゃう)」と渋い表情。いつのころか、お笑い界は「ひな壇の人たちもそうなんだけど」団体芸が主流となってしまっていると疑問を呈した。とんねるずとして数々の伝説をつくり、生き抜いてきた43年。あくまでも「お笑いは、俺は個人芸だと思うのよ」と自身の信念を語り、「(相方の木梨)憲武がどう思ってるのか分からないけど、俺はあくまでエースじゃなければ嫌だったし、4番バッターじゃなきゃ嫌だ。あくまでゲームを決めるのは俺だと思っていたし、ゲームが始まる第1球は俺だと思っていた…という、さっき言った通り(お笑いは)個人芸だと思ってる」と持論を熱っぽく語った。
司会やMCをやるにも「回す」とかバランスや番組を俯瞰した目線で見るとかではなく、あくまでも司会でありながらエースで4番であるべきだと語った石橋は「昔のテレビマンはアクが強かったじゃん…例えば大橋巨泉さんとか愛川欽也さんとか。そんぐらいまで行けば“なるほどね”って(なるじゃん)。ああ、This is大橋巨泉ショーなんだ、This is愛川欽也ショーなんだ、ぐらいのMCだと納得するんだけど。(今のMCになりたいって言っている芸人たちは)ただ、この世界で(長く)食いたいだけって…」と悩ましい表情を見せた。