「どうする家康」17年前からのロングパス伏線…瀬名「命を懸ける時」ネット悲痛「遺言という名の呪い」

2023年06月30日 08:30

芸能

「どうする家康」17年前からのロングパス伏線…瀬名「命を懸ける時」ネット悲痛「遺言という名の呪い」
大河ドラマ「どうする家康」第25話。瀬名(有村架純)の運命は…(C)NHK Photo By 提供写真
 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は7月2日、第25話が放送される。
 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 第25話は「はるかに遠い夢」。武田四郎勝頼(眞栄田郷敦)が暴いた瀬名(有村架純)と松平信康(細田佳央太)の“慈愛の国”計画。それはやがて、織田信長(岡田准一)の知るところとなる。2人の始末をつけなければ、織田と戦になる。それでも徳川家康(松本潤)は信長の目を欺き、妻子を逃がそうと決意。一方、瀬名は五徳(久保史緒里)に「姑は悪女だ」と訴える信長宛の手紙を書かせ、全責任を負う覚悟。岡崎城を出た信康もまた、逃げ延びることを良しとしない…という展開。

 築山殿(瀬名)が処刑され、松平信康が自害した悲劇「築山殿事件」「信康事件」が描かれる。

 次回予告。瀬名は「かつて、父と母に言われました。いつか、わたくしの大切なものを守るために、命を懸ける時が来ると。今がその時なのです。すべてを、背負わせてくださいませ」――。

 これは、第24話「築山へ集え!」(6月25日)冒頭にも挿入された瀬名の母・巴(真矢ミキ)の“遺言”。第6話「属・瀬名奪還作戦」(2月12日)のラスト。最愛の両親は今川に残り、責めを負う。巴は「瀬名、強くおなり。我ら女子(おなご)はな、大切なものを守るために命を懸けるんです。そなたにも、守らねばならぬものがあろう。瀬名、そなたが命を懸けるべき時は、いずれ必ず来ます。それまで、強く…もっともっと強く、生きるんです」。父・関口氏純(渡部篤郎)は「そなたは、笑顔が似合う。笑顔を忘れるでないぞ」と続けた。

 第6話、永禄5年(1562年)→第25話、天正7年(1579年)の“ロングパス伏線”。SNS上には「巴お母さんのお言葉の伏線がここで回収されるかぁ」「命を懸けるその時がとうとうやってきてしまったのね」「ああ…巴ママの遺言という名の呪い」などの声が相次ぐ。

 ついにドラマ前半最大のクライマックスを迎える。

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