クラッシュ・ギャルズ 10月に18年ぶり復活「今更ギャルってどうなんだって疑問符はあるんですけど…」

2023年07月01日 05:10

芸能

クラッシュ・ギャルズ 10月に18年ぶり復活「今更ギャルってどうなんだって疑問符はあるんですけど…」
フォトセッションでポーズを決めるライオネス飛鳥(左)と長与千種の「クラッシュ・ギャルズ」 Photo By スポニチ
 女子プロレス界の伝説的タッグ「クラッシュ・ギャルズ」が復活する。タッグを組むライオネス飛鳥(59)と長与千種(58)が30日、都内で会見し、結成40周年記念イベントを開催すると発表した。
 肩を並べるのは18年ぶりで、今月28日に還暦を迎える飛鳥が「新しいことにチャレンジしようという気持ちでここに立ってます」とあいさつ。1歳下の長与は「今更ギャルってどうなんだって疑問符はあるんですけど、みんなであの時のアーカイブしませんか」とファンに参加を呼びかけた。

 記念イベントは10月1日に横浜市の横浜武道館で開催し、メインは2人の歌とトーク。現役女子プロレスラーによる3試合が予定されているが、クラッシュ・ギャルズによるタッグマッチは組まれていない。飛鳥は両膝に人工関節を入れ、長与も膝に爆弾を抱えている。この日、飛鳥は「もう試合はできないんです」と無念の表情を見せたが、イベントまでまだ3カ月の調整期間がある。「Wサソリ固め」「サンドイッチ・ラリアット」といった2人の合体技を「もう一度リングで」というファンの声は2人の元にも届いている。若手の試合に飛び入り参戦する可能性もありそうだ。

 1983年8月に結成。女子中高生から絶大な支持を集め、80年代に社会現象を巻き起こした。阿部四郎レフェリーをも味方に付けて悪事の限りを尽くすダンプ松本(62)率いる「極悪同盟」に必死で立ち向かった。その姿に日本中の少女が悲鳴を上げ、涙を流し、歓喜した。2人は歌手としても「炎の聖書」「嵐の伝説」などヒット曲を世に出したが、悪と戦う姿こそがファンが求める本当の「アーカイブ」と言える。

 89年に解散。00年に「クラッシュ2000」として再結成し、05年に再び解散。今回が2度目の再結成となる。10月1日以降の活動は未定だが、長与は「更年期をクラッシュしたい方がいればどこにでも」と地方巡業にも意欲を見せている。

 クラッシュ・ギャルズは年間300試合近くをこなしながら芸能活動も展開。89年の解散までに観客動員は延べ600万人を超えた。

 クラッシュ・ギャルズ以前は、1968年に全日本女子プロレスが旗揚げされたことで女子プロブームに。1970年代はマッハ文朱(64)らが活躍し、ビューティ・ペアがアイドルレスラーの先駆けとなった。ジャガー横田(61)の髪の毛を懸けた伝説の髪切りマッチも話題となった。

 クラッシュ・ギャルズ以降は、北斗晶(55)が台頭し、別団体のジャパン女子プロレスを神取忍(58)が率いた。キューティー鈴木(53)らビジュアルを兼ね備えたアイドルレスラーも一世を風靡(ふうび)した。

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