猿之助容疑者の睡眠薬めぐる供述に違和感「10錠では…」「無理という世界になってくる」元科捜研が指摘

2023年07月02日 10:50

芸能

猿之助容疑者の睡眠薬めぐる供述に違和感「10錠では…」「無理という世界になってくる」元科捜研が指摘
市川猿之助容疑者 Photo By スポニチ
 元埼玉県警科学捜査研究所の雨宮正欣氏が2日放送のTBS「サンデージャポン」(日曜前9・54)に生出演。母親に対する自殺ほう助容疑で歌舞伎俳優の市川猿之助(本名喜熨斗=きのし=孝彦)容疑者(47)が警視庁に逮捕された事件に言及した。
 猿之助容疑者の逮捕容疑は、5月17日午後~18日午前、自宅で睡眠薬を服用させ、延子さんの自殺を手助けした疑い。猿之助容疑者の父・段四郎さんも搬送先の病院で死亡が確認されており、今後、猿之助容疑者が段四郎さんの死亡に関与した疑いについても調べる。

 猿之助容疑者の体内と、両親の遺体からは、同容疑者が過去に処方されたものと同じ、2種類の睡眠薬の成分が検出されている。同容疑者は逮捕前の任意聴取に対し「自分が10錠用意し両親が自ら飲んだ」と供述している。

 雨宮氏は「睡眠薬10錠では致死量には達しない」と違和感を指摘。「たしかに睡眠導入薬としては作用が強い。一方で安全な薬とも言われている。大体、中毒量で1グラム、致死量になると6グラム。錠剤にすると1000錠、6000錠になる。1錠を溶かすのに10cc必要。6000錠で60リットル。無理という世界になってくる。その点だけでも疑問」と述べた。
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