伊藤沙莉「バラバラに預けられました」父の会社倒産で一家離散を経験　母のおかげで「明るい家庭」

　女優・伊藤沙莉（29）が、4日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」（月～金曜後1・00）に出演。一家離散を経験した過去を語った。 　伊藤は2歳の頃に「お父さんの会社がダメになっちゃって、お家がなくなって、家族が一瞬バラバラに住んだりとか」と一家離散を経験したという。「家がなかったのは、私としてはすごく何カ月もなかった印象ですけど、大人になってつい最近、お母さんに聞いたら、子供だから親と離れて寂しい気持ちで長く感じたんでしょうけど、多分1週間ぐらいです」と子供にとってはすごく長い期間、家族と離れて住んだ気がしていたが、実際は1週間ぐらいだったとあっけらかんと笑った。

　母親が家を探している間は「バラバラに預けられました」と姉、兄とは別々の生活だったものの「（母親が）“お家が決まったよ”って迎えに来てくれて、とってもうれしかったです」と当時を振り返り、とびきりの笑顔を見せた。

　その後は父に代わり、母の姉である伯母と5人で生活。「お家が狭かったりもするんですけど、それ以上に家族で過ごせる、家族で寝たり、ご飯食べたりできる喜びでいっぱいでした」と家族での生活に喜びを感じたと回想。「基本的に3枚、布団をひいて姉、私、お母さん、伯母、足元にお兄ちゃんって感じで寝てました」と懐かしみ「あまり1人になりたがる人はいなかったので、すごく仲は良かったです」と家族仲は良好と語った。

　思春期になっても1人部屋が欲しいという思いは「全然なかったです」といい「団地に引っ越して、前より部屋数が増えたんですけど、ほとんど部屋にいることはなかったですね」と家族と一緒の時間が何よりも幸せだったという。

　その上で伊藤ら3人の子どもを育てた母親は「塗装屋をやってます。未だに屋根塗ってますね。塗装と家の洗浄をやってますね」といい「ネガティブな表情を見たことがない。とにかく笑ってる人ですし、明るい家庭でした」と感謝していた。