振付師の夏まゆみさん死去 かつては中山美穂のバックダンサー、最近は人材育成など6つの顔

2023年07月06日 17:56

芸能

振付師の夏まゆみさん死去 かつては中山美穂のバックダンサー、最近は人材育成など6つの顔
夏まゆみさん(2013年撮影) Photo By スポニチ
 モーニング娘。やAKB48など多くのアイドルの振り付けを担当した、振付師の夏まゆみさんが、がんのため6月21日に死去していたことが6日、分かった。61歳だった。神奈川県出身。
 夏さんは現役ダンサーだったころ、中山美穂のバックダンサーを務め、1991年にはともにツアーを回っていたことがあった。3月15日放送のテレビ朝日系「あいつ今何してる?2時間SP」(後7・00)で、中山が近況を知りたい女性として挙げたのが、夏さんだった。

 中山のリクエストに応え、夏さんはVTR出演。番組取材時の夏さんは、ダンスにとどまらず、アーティストの養成やトレーニング施設のコーチ指導、本の執筆、講演活動、保育施設のアドバイザー、企業の人材育成指導と、6つの顔を持ち、バリバリに活躍していた。

 中山から名前が挙がったことに、夏さんは「ありがとうございます」と涙で感謝し、中山とのエピソードを披露した。リハ中に中山が浮かない表情を察している時があったといい、「恋愛問題で悩んでるのかなと勝手に想像して、休憩の時に“人生っていろんなことあるよね”って声を掛けたら、バレてるのか見透かされてるのか、想像ですけど。そこからすごく信頼してくれるというか、心を許してくれたような感触は、勝手に思いました」と振り返った。夏さんの言葉に、中山も「自分の中でいろんなものを抱えていたというのは常にあったので、察してくれているんだろうな、このお姉さんはっていう」と、心を許せる間柄になったことを明かしていた。

 中山は当時の夏さんを「とにかく元気、とにかく明るい」と評していた。一方、アイドルの指導では、その厳しさがクローズアップされたことから、葛藤もあったという夏さん。「美穂ちゃんの今の(VTRの)言葉のおかげで、“確か私は明るかったよね”って」と、素の自分を見てくれていたことに感謝し、「本当にありがたいです」としみじみ語っていた。

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