岩田明子氏　「森友問題」で安倍政権を“批判”した番記者への安倍元首相の意外な対応とは

　元NHK解説委員で“安倍元総理を最も知る記者”として知られるジャーナリストの岩田明子氏が8日放送のABEMA「NewsBAR橋下」（土曜後9・00）に出演。銃撃死から1年になる安倍元首相を語った。 　森友問題で安倍政権の支持率が下がっている時に、岩田氏に文芸春秋から執筆依頼があったという。「“この本質を書かないか”と言われて。“これはおごり、緩みのなせる業だ、ただし違法性の問題ではない”と（書いた）。すると安倍さんの信奉者の津川雅彦さんらから（苦情の）電話がかかってきて。それに対して“私は記者なので、負の部分も書かないといけないと思ったから書いた”と話しました」と振り返った。

　続けて「安倍さんのところにも苦情が殺到していて。すると安倍さんは“良く読んでください、ファクトしか書いていない”と（相手に）言っていて。すると津川さんが感動して“書かれている本人なのにフォローに回っている”と。安倍さんは記事の一番辛らつなところに蛍光ペンを引いてポケットに入れていた。その時に、この人は聞く耳持つ人なんだ、と思いました。ただ、後から言い争いにはなることはありましたけどね」と振り返った。