柄本明 志村けんさんと即興コント芝居の思い出「ただただボケまくる。もう~怖かった、怖かった」

2023年07月09日 23:09

芸能

柄本明 志村けんさんと即興コント芝居の思い出「ただただボケまくる。もう~怖かった、怖かった」
俳優の柄本明 Photo By スポニチ
 俳優の柄本明(74)が、9日放送のフジテレビ系「まつもtoなかい」(日曜後9・00)にゲスト出演し、2020年に死去した志村けんさんとのエピソードを披露した。
 志村さんとはTBS系コント番組「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」の特番に呼ばれたのがきっかけで、交流を深めた。その後もフジテレビ系「志村けんのバカ殿様」など、コント番組で長年にわたり共演。年齢差を聞かれると、柄本は「志村さんが1つ下だけど、全然上だけどね、全然、内容が」と謙遜気味に答えた。

 「バカ殿様」の収録は、志村さんがフル回転なこともあって、せりふ合わせの時間が短いこともあったという。「昼飯とか夕飯の空いている時間、台本を持って僕が志村さんの部屋に行ったり、志村さんが僕の部屋に来てくれたりして」。短時間で感触を確かめ合い、「2、3回やって、それで本番。怖い怖い」と振り返った。

 温泉旅館でのコント芝居では、「完全に志村さんが、人を試すようなことがあるんですよ」と明かした。柄本は原稿に煮詰まった、おじさん作家という役どころ。「部屋にいます、作家が。そろそろ寝ようかというと、トントンって。“マッサージですけど…”って、若いピチピチのお姉ちゃんが来るんですよ」。何度か若い女性が訪ねて来ては、柄本が断るという展開が続くうちに、柄本も何となくその気に。「ちょっと電話して、“ちょっとマッサージをお願いしたいんですけど…”と待っていると、おきまりのね、“おばんでやんす”と」。おばあさんマッサージ師に扮した志村さんが登場し、そこからアドリブ芝居がスタートしたという。「後は何も決まってないんですよ。(志村さんが)“観光ですか、お仕事ですか?”って。“仕事です”、“ああ、観光ですか”と、ただただボケまくる。それをやらされてね。もう~怖かった、怖かった」と打ち明けた。

 ベテラン俳優さえも試される、志村さんのコント。MCの中居正広は「審査ですよね…」と驚きをもってつぶやいていた。
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