すい臓がん「ステージ4」ユーチューバー、手術成功を報告「“大丈夫だったよ”って言ってくれて」

　すい臓がん「ステージ4」と診断されたことを公表したみずき、こうへいによる登録者23万人超の旅系ユーチューバー「sunny　journey～サニージャーニー～」が10日までにYouTubeチャンネルを更新。みずきの「膵頭十二指腸切除術」が成功したことを報告した。 　元保育士のこうへいとみずきが、軽キャンピングカーで車中泊しながら日本一周をしていく人気旅チャンネル。昨年10月、膵腺房細胞がんの「ステージ4」と診断され、左鎖骨周辺のリンパへの転移も確認されていた。全身にがんが転移しているため切除不能で、「このまま何もしなければ、あと4カ月。標準治療を進めて、抗がん剤で延命していったとして、長くて2年」と告げられたことを告白し、旅を中断して治療に専念している。地上波の情報番組でもニュースとして取り上げられるなど大きな反響を呼んだ。診断後、抗がん剤治療を開始したみずきは、6月7日に公開した動画では、抗がん剤治療が奏功し、がんが縮小したため、「膵頭十二指腸切除術」という手術手術を受けることができるようになったことを告白。手術の時期は公表せず、術後に現在のように元気な姿を見せるには数カ月かかるとしていた。

　今月8日に公開した「妻の手術が終わりました【膵臓がんステージ4】」と題した動画では、こうへいがホッとした表情で「終わりましたぁ、表情で分かると思うんですけど、無事手術は成功しました」と報告。手術中に死亡する可能性が3％あると聞かされていたことを明かしたうえで、手術時間は予定より短い約6時間だったといい、「いやぁよかったです。よかったです」と繰り返した。

　執刀医の説明を受けた後、ICUにいるみずきに会いに行ったといい「いっぱい管につながれてるみずきだったんですけど、起きてて一応、目は半開きみたいな感じで、でもご機嫌だという感じの声色で“大丈夫だったよ”って言ってくれて、みずきの顔を見たら本当に今、無事に手術が終わったんだなって実感できてうれしかったですね」と声を詰まらせた。

　そして「みずきにとっては頑張るのはこれからなのかもしれないけれど、とりあえずいったんは…。もう何も考えられないような状態だったんですけど、今こうして無事手術までたどり着くことができて、手術が終わって。本当になんだろう、全身の力が抜けるような、ほっとした感じはあります」と心境を吐露。

　術後はICU（集中治療室）に2日間入り、その後は、全身に装着している管が少しずつ取れていき退院に向かっていくが、長い療養期間になると説明。「まだまだ闘病が終わるわけではないので、ここからだと思うんですけど、できる限りのことをして支えていければなと思っていますので視聴者の皆さんも応援して下さる方はこのまま見守っていただければなと思います」と話していた。