キヨピー 今、無性に踊りたい やりたいことやったら、これからの人生、メッチャ楽しいで
2023年07月10日 15:00
芸能
芸術的センスなんてものに関していえば、多分、うちの血筋にはそんなもんありません。皆無に近いでしょう。子供の頃の「絵がうまい」とか「作文が上手」とかのベタな才能に関しても、親戚のうわさとして聞いたことがない。もちろん芸術系のプロもいない。その昔、そんなアーティスティックな身内がいたという『定番のご先祖トーク』が法事において出たこともない。つまり…いないんでしょうね、うちには。
そんなファミリーに生まれた私ですが、小さいころから踊りに対する憧れがありました。でも、「自分にそんな才能あるはずない。こんなフッツーな家で育った私ができるはずない」と思っていました。踊るとか、歌うとか、楽器演奏するとか、絵を描くとかは、特別な才能を受け継ぐ芸術一家の一員がやるものだと本気で思っていたのです。だから自分にはできるはずがない、と。やることさえもおこがましいと。子供のくせに、意外と完璧主義だったのかもしれません。
でも、大人になって思うんです。趣味だもん、素人なりに、フッツーなりに、楽しんでやればいいじゃん。何をしようが、どのぐらいできようが、一生懸命やって楽しんだもの勝ちだって。そう思えたからドラムも卓球もやり始められたのかもしれません。てことは…書きながら気付いてきたぞ…やればいいじゃん、わたし! 踊ればいいじゃん!
本来、『踊る』なんて行為は、考えたり、できるできないでやるもんじゃないはず。衝動やん、突き上がる情熱、沸き上がる感情。止められない思いに突き動かされて私は踊る! みたいな。
まあねえ、それやったら家で思うがままに体動かしてたらええわけで。でも、ちゃんと知りたいんです。ステップとか手の動き、体の使い方。なぜそうなるのか、そうなったのか、知りたいことがいっぱい! 知りながら踊りたい!
あぁ、やりたいことがいっぱいだ。そういえば、最近悩んだり心配することが少なくなった気がします。やりたいことが増えると、しょーもない心配事減りますね。で、実際やりたいことやってると、うまくなりたいから、そっちのこと考えて、しょーもないこと考える時間なくなります。
子供の頃にやりたかったけどできなかったこと、やったけど途中でやめたこと。そこから探すと誰にも『やりたいこと』ある気がします。やりたいことやりましょ。これまで必死に生きてきて、今日も一生懸命で、そんな私たちだから、やりたいことやりましょ。今はそのために命がある気もするんです。そう考えると、これからめちゃ楽しいやん!