PANTAさんをしのび、ドキュメンタリー映画「頭脳警察」15日から1週間限定再上映

　日本のロック黎明期から活躍したバンド「頭脳警察」のボーカルで、7日に73歳で死去したPANTA（パンタ）さんをしのび、ドキュメンタリー映画「zk/頭脳警察50―未来への鼓動―」が15日から1週間限定（連日午後2時20分～）で東京・新宿K，sシネマで再上映されることが決まった。 　1969年に結成された頭脳警察。過激にして挑戦的な歌詞とライブパフォーマンスによって、度重なるレコード発禁処分や楽曲の放送禁止処分を受けてきた。そんな彼らが2019年に結成50周年を迎えたのを機に若きミュージシャンを迎えて再始動。その活動を追ったのが「zk」で、コロナ禍の20年7月18日に劇場公開された。

　あれから3年、PANTAさんの悲報を受けての再上映決定で、横浜のシネマ・ジャック＆ベティも上映の準備を進めている。変わらぬ熱量を保ち続ける頭脳警察の現在と過去を追うことで、日本におけるカウンターカルチャーと、サブカルチャーの歴史を浮き彫りにしていく作品。関係者は「PANTAさんの姿を目に焼き付けてほしい」とアピールしている。