ryuchellさん急死 パートナーpeco、長男と「新しい家族の形」模索途中で…
2023年07月13日 05:00
芸能
離婚後も同居を公表していたpecoと長男は米グアムへ短期滞在中。前日11日は長男の5歳の誕生日だった。亡くなった12日は姉2人の誕生日でもあった。
一体何があったのか。周囲の親しい人たちは「胸が大きくなったことと無縁ではない」と指摘する。ホルモン療法で豊胸手術していたとされ、注射を定期的に続ける中で心身に異常を感じるようになっていたようだ。「もうダメだ…と漏らすなどひどく落ち込むことが凄く増えていた」という。
ただ一方で「最近連絡を取り合ったばかりだけど、いつも通り元気だった」と話す友人もいる。衝動的に死を選んでしまった可能性もある。遺書があったかは分かっていない。そんな精神状態だったことから「どんな出来事もイヤなことも動機につながった気がする」と、親しい知人は顔をこわばらせた。
ryuchellさんは周囲に「夫や父親の肩書があることで、どちらの肩書にも合うようなキャラを出していかないといけないと思い、だんだん自分では抱えきれなくなった」と打ち明けていた。離婚後の選択は「新しい家族の形」として、pecoと長男と3人での生活を続けることだった。
だが、SNSで自らを解き放ち着飾る姿が誹謗(ひぼう)中傷を浴びた。「育児放棄をしているのでは?」と悪意のやいばが向けられた際には、ryuchellさんが「なかなか、子供に関しての投稿をしておらず、まるで一切子育てをしていないように思われてしまうことは私のせいでもある」とした上で「この子の親をやめたつもりもありません。やめることなんてできません」と反論した。
今月3日には自身のSNSに「耐えようっ」と意味深な投稿。11日に放送されたラジオでも不安定な心情を吐露していた。仕事仲間は「(21年10月に)事務所を離れて独立してから自分で全てやらなければならず、一人でストレスを抱えることになってしまい、自分を追い込んでしまったのだろうか」と悲しみに暮れた。
≪2015年9月日テレ「行列…」出演がブレークきっかけ≫ ryuchellさんがブレークしたきっかけは、2015年9月放送の日本テレビ「行列のできる法律相談所」への出演だった。
当初はファッションフリークとして“原宿の神”と言われたpecoの彼氏という位置づけだったが、番組内で“ちぇるちぇるランド出身の王子様”として個性を発揮。司会の明石家さんま(68)とともに「建築関係トントントン」という新ギャグを作るなど、強烈なインパクトを残した。
それ以降「ぺこ&りゅうちぇる」としてバラエティーへの出演が急増。16年の上半期テレビ出演本数は113本を記録し、同年4月にはAbemaTVで初冠番組「りゅうちぇる×ちゃんねる」が始まった。お茶の間にも“イマドキカップル”として浸透し、結婚観や子育てなどについて意欲的に発信。18年には「RYUCHELL」として歌手活動を開始し、マルチな活動を続けてきた。
離婚後はLGBTQの当事者として意見を主張するなど、ワイドショーなどに出演していた。
◇ryuchell(りゅうちぇる、本名比嘉龍二=ひが・りゅうじ)1995年(平7)9月29日生まれ、沖縄県出身。高校卒業後に上京し、原宿の古着店で働きながら読者モデルとして活動。15年に日本テレビ「行列のできる法律相談所」に出演し、個性的なファッションとキャラクターで人気を集めた。16年12月にモデルでタレントのpeco(ぺこ)と結婚。18年7月に第1子となる男児が誕生し、22年8月に離婚した。21年11月に「りゅうちぇる」から「ryuchell」に改名した。
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