フジ解説委員・松山俊行氏 検察、袴田さんの有罪主張に「メンツだけで続けるのかどうかと」「検察側は…」
2023年07月16日 10:12
芸能
血痕が付着した5点の衣類は事件から約1年2カ月後、赤みが残った状態でみそタンクから見つかった。3月の東京高裁決定は弁護側の実験結果などに基づき、「赤みは残らない」と判断。捜査機関側が証拠を捏造した可能性が極めて高いとして再審開始を認めた。しかし検察は10日、地裁に提出した意見書で、衣類は袴田さんが事件当時に着用していたものだとし、検察の実験によれば「赤みが残る例が多数観察された。何ら不自然ではない」と主張。捏造との指摘は「根拠がない」と反論した。
松山氏は「検察のメンツだけで今回まだ続けるのかどうかというあたりが1つの焦点になっていますけども、検察側としては、まだ鑑定のやり方によっては血痕についても赤みを帯びるかどうかも分からない、いろんなパターンがあるってことも言ってるようなので、そのあたりもどういう主張をするのかっていうのもありますね」と話した。