フジ解説委員・松山俊行氏 検察、袴田さんの有罪主張に「メンツだけで続けるのかどうかと」「検察側は…」

2023年07月16日 10:12

芸能

フジ解説委員・松山俊行氏 検察、袴田さんの有罪主張に「メンツだけで続けるのかどうかと」「検察側は…」
フジテレビ社屋 Photo By スポニチ
 フジテレビ政治部長で解説委員の松山俊行氏が16日、同局「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。1966年に静岡県清水市(現静岡市)の一家4人が殺害された事件で死刑が確定し、裁判やり直しが決まった袴田巌さん(87)の再審公判で、検察側は10日、袴田さんの有罪を立証する方針を静岡地裁に伝えたことに言及した。
 血痕が付着し、確定判決で「犯行着衣」と認定された衣類の補充捜査結果などを基に主張を組み立てる。検察と弁護側が争い、審理が長引く可能性が高まった。静岡地検の奥田洋平次席検事は「今後適切に主張、立証していく」と記者団に語った。

 血痕が付着した5点の衣類は事件から約1年2カ月後、赤みが残った状態でみそタンクから見つかった。3月の東京高裁決定は弁護側の実験結果などに基づき、「赤みは残らない」と判断。捜査機関側が証拠を捏造した可能性が極めて高いとして再審開始を認めた。しかし検察は10日、地裁に提出した意見書で、衣類は袴田さんが事件当時に着用していたものだとし、検察の実験によれば「赤みが残る例が多数観察された。何ら不自然ではない」と主張。捏造との指摘は「根拠がない」と反論した。

 松山氏は「検察のメンツだけで今回まだ続けるのかどうかというあたりが1つの焦点になっていますけども、検察側としては、まだ鑑定のやり方によっては血痕についても赤みを帯びるかどうかも分からない、いろんなパターンがあるってことも言ってるようなので、そのあたりもどういう主張をするのかっていうのもありますね」と話した。
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