古舘伊知郎「完璧過ぎる」と絶賛するアナウンサー　「“さて”をさて以外で使ってるのは彼だけ」

　フリーアナウンサー古舘伊知郎（68）が16日、TBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」（日曜後1・00）に生出演し、TBSの安住紳一郎アナウンサー（49）について語る場面があった。 　今月1日付の人事で役員待遇に昇任した安住アナのことが話題に上ると、「さっき会いました。たまに飲みに行ってたんですけどご無沙汰なので、わざわざ『日曜天国』のプロデューサー連れてあいさつに来てくれた」と明かした古舘。同アナについて「もうね、完璧過ぎますよ。『日曜天国』の声音声色と『ニュースキャスター』やってる時の声のトーンがまず違う。職人芸ですから」とアナウンサーの視点から凄さを解説した。

　古舘によると、安住アナは「さて」の使い方が絶妙だという。「僕とかが“さて次のニュースです”とやる時の“さて”は“by the way”っていうだけじゃないですか。彼の“さて”は“さ”の前にウッと詰まった音が入って、“て”が伸びるんですよ。これだけで日曜天国を聞いてる人は話題が切り替わるけどコーヒーブレイクだなっていう。ベランダの窓を開けてちょっと風を通すかなっていう気分転換になる」と説明し、「全国にアナウンサーがいても“さて”を“さて”以外で使ってるのは彼だけですよ」と絶賛した。

　番組パーソナリティーの「爆笑問題」太田光は「安住紳一郎の日曜天国」を聴いて安住アナの“間”が気になるという。「不安になるかならないかの間をあけますよね」と話すと、「あれが安住流。あれはTBSのアナウンスルームの誰かが教えるもんじゃないから。才能と努力の両方でしょうね」と古舘。アシスタントの山本恵里伽アナウンサーも「私たち後輩も安住さんの真似は到底できないし、安住さんは安住さん、唯一無二の存在になってますね」と同意していた。