藤井聡太棋聖、20歳最後の対局で防衛なるか 「あっという間の1年」 18日棋聖戦第4局

2023年07月17日 18:12

芸能

藤井聡太棋聖、20歳最後の対局で防衛なるか 「あっという間の1年」 18日棋聖戦第4局
棋聖戦第4局の会場「高島屋」で記念撮影の佐々木大地七段(左)と藤井聡太棋聖(日本将棋連盟提供) Photo By 提供写真
 将棋の第94期棋聖戦5番勝負は18日、新潟市岩室温泉の老舗旅館「高志の宿 高島屋」で第4局が指される。前日の17日は4連覇を狙う藤井聡太棋聖(20)=王将、名人、竜王、王位、叡王、棋王含む7冠=と挑戦者の佐々木大地七段(28)が現地入りし、対局場検分などを行った。
 シリーズ成績2勝1敗で防衛に王手をかけている藤井は「昨年6月に来て以来ですが、その時より暑いですね。岩室温泉は黒湯が有名。いいお湯でしたし、お料理もおいしい印象があったので今年も楽しみにしています」とリラックスモード。対局翌日の19日は21回目の誕生日で、今局は20歳最後の対局となることについては「あっという間の1年。その中で名人戦に出るなど初めての舞台にも立った。いい経験になりました」と目を細めた。

 勝てばV4が決まるが「勝てば…というのは意識していません。シリーズ終盤になって1局1局が重要になる。これまでよりもさらに集中力を高めて(第4局に)臨みたいです」と話した。

 挑戦者の佐々木は初タイトル獲得まで1敗もできない状況に追い込まれたものの「あまりスコアを気にして手が縮こまると自分の力を出し切れず、厳しいことになる。伸び伸びと、いつもの先手番と変わらない気持ちで指していきたい」と平常心を口にした。
 18日は午前9時に佐々木の先手で開始。持ち時間はストップウオッチ計測の各4時間で、終局は夕刻以降の見込みだ。
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