辛坊治郎氏　米軍のメール誤送信問題で警鐘「実は人ごとじゃないですよというニュースです」

　キャスター辛坊治郎氏（67）が18日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「辛坊治郎ズーム　そこまで言うか！」（月～木曜後3・30）に生出演し、米軍によるメール誤送信問題についてコメントした。 　英フィナンシャルタイムズは、米軍の内部情報を含んだメールが長年、西アフリカのマリに誤って送信されてきたと伝えた。メール末尾のドメインが、米軍が「.mil」、マリが「.ml」で似ており、送信時の入力ミスが原因とみられるという。

　辛抱氏は「んなアホなっていうね」と驚きつつ、「これが笑い話で済まないのが、我々も結構やっている可能性が高いみたいです」とリスナーに忠告した。

　自身も最近、知人との間でメールに関する行き違いがあったという。「知人から“再三、メールを送っている”と連絡が電話できたんですど、“来てないよ？おかしいな”と。その人が送ったというメールがどこに消えたのか謎なんですが…」。辛抱氏が調べてみたところ、Gメールのドメイン末尾に類似したものが存在することが分かったという。「Gメールってありますね。末尾が“.gmail”。ところが、アドレスの中に“.gmai”で、最後に“l”がないのがあって、そういうのがあってこれを送ると、宛名が分かりませんとかそういうのにならなくて、そこに着いちゃうんです」と解説した。

　その上で辛抱氏は、「そういうことが多発しているということで、皆さん、メールを送る時によっぽど気を付けないと、送ったつもりなんだけど、デジタル空間に吸い込まれて（しまう）」と警告。「今回のアメリカの不祥事のように、milとmlと間違って、全部のメールじゃないけど、膨大な数が誤送信されてきたんじゃないの？という話が、これだけ聞くと笑い事だけど、実は人ごとじゃないですよというニュースです」と付け加えた。