大空幸星氏 マイナ問題、デジ庁立ち入り「2週間前から分かっていた検査にどのくらいの実効性が」

2023年07月20日 11:23

芸能

大空幸星氏 マイナ問題、デジ庁立ち入り「2週間前から分かっていた検査にどのくらいの実効性が」
フジテレビ社屋 Photo By スポニチ
 24時間無料でチャット相談できるNPO法人を運営する大空幸星氏が20日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)にコメンテーターとして出演。政府の個人情報保護委員会が19日、マイナンバーに別人の公金受取口座を誤登録するミスが相次ぎ個人情報が漏えいした問題で、デジタル庁に対してマイナンバー法に基づく立ち入り検査を始めたことに言及した。
 個人情報保護委員会はリスク管理とセキュリティー対策の不備を確認する報告書を6月30日に受け取ったが、さらに調べてどのような問題があったのかを把握し、必要に応じて行政指導に踏み切ることも視野に入れている。マイナンバー制度を直接所管するデジタル庁に行政指導が行われれば、極めて異例の措置となり、全国民の個人情報管理体制が問われる事態に発展する。都内で記者会見した委員会幹部は「単純なミスと見るのではなく、運用体制や組織的な要因をしっかり調べることが重要だ」と述べ、厚生労働省や国税庁、地方自治体などに調査範囲を広げる可能性にも触れた。

 松野博一官房長官は19日の会見で「1日も早く国民の信頼を取り戻せるよう政府を上げて一層取り組んでいく」と述べた。ただ、検査を受けるデジタル庁も、検査をする第三者機関の個人情報保護委員会も担当大臣は河野太郎氏となっている。

 大空氏は「そもそも今回このように立ち入り検査すると報道されたのも約2週間前なんですね。2週間前から分かっていたわけですよ。果たして分かっている立ち入り検査にどれくらい実効性があるのかということは疑問に思います」と指摘。そして「適切に対応するということを河野大臣はおっしゃってる」とし、「特定個人情報の取り扱い、これをデジ庁が適切に対応していなかったから立ち入り検査が入ったという解釈も成り立つわけです。そういう意味では立ち入り検査に入った後、どういう資料を出していくのか、どれくらいまで実態を解明していくのか、これまでとは違った、方針を変更していくということも当然求められてくるわけですね。そのあたりは河野大臣がデジタル庁に対して、どれくらいリーダーシップを発揮できるかということにかかっているんだろうと思います」と自身の見解を述べた。
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