陸上長距離の北川が松竹芸能所属に 立会人の森脇健児「まずは陸上。28年のロス五輪目指して」

2023年07月20日 14:53

芸能

陸上長距離の北川が松竹芸能所属に 立会人の森脇健児「まずは陸上。28年のロス五輪目指して」
松竹芸能所属となった陸上の北川星瑠(左)と立会人の森脇健児 Photo By スポニチ
 陸上長距離のアスリート・北川星瑠(ひかる、21)が7月20日付けで松竹芸能所属となり、大阪市内で発表会見に臨んだ。北川は「陸上も芸能活動も頑張りたい。芸能界最速女子を目指します。今年度の大阪国際女子マラソンにも出場しようと思っています」と抱負。立会人を務めた森脇健児(56)も「まずは陸上で。28年のロス五輪を目指してほしい」とエールを贈った。
 北川は福岡県生まれの滋賀県大津市育ち。比叡山高時代に3年連続で全国高校駅伝に出場。大学進学後の「伸びしろがすごい」と森脇が絶賛するように着実に記録を更新した。今年3月には「第26回日本学生女子ハーフマラソン選手権」で日本一。また、5月開催の「第100回関西インカレ」5000メートル、1万メートルで二冠を達成した現役バリバリのアスリート女子大生。8月6日に中国・成都で開催される学生のオリンピック「ユニバーシアード」の日本代表として日の丸を背負う。学生長距離界のトップランナーだ。

 一方で幼少期から子役として芸能活動。CMやバラエティー番組にも出演した。現在は大阪芸大で舞台芸術学を専攻。「卒業公演のミュージカルに向けて歌、ダンス、演技の練習をしています」。松竹芸能所属となってタレント、女優として活動する予定で「今田美桜さんが好きで目指してます。ドラマにも出てみたい。テレビで活躍したい」。大学卒業後は実業団に所属しながら陸上の練習に励み、さらに女優、タレント業もこなしてエンゼルス・大谷翔平選手(29)に負けじと“二刀流”にチャレンジする。

 芸能界屈指の“走るキャラ”である森脇。「なぜ松竹芸能を選んだのか。でも、走る芸人としてうれしい。即戦力です」と目を細めた。全日本大学女子駅伝競走、通称富士山駅伝で北川の走る姿を見て「大阪芸大にこんなすごい選手がいるんだ」とツイートしたのが始まり。何度もSNSで発信してもらっているうちに、北川は「私がやりたいことをたくさんできるのは松竹芸能しかない」と家族会議で話し合って決め、所属をすることになった。

 北川の当面の目標は8月のユニバ・ハーフマラソンで日本代表として優勝すること。だが、森脇は「年末の関西駅伝NO.1決定戦に、松竹所属として堂々と出てもらえる。何が何でも出てもらう」とプロ野球・阪神、オリックスやサッカーJリーグ・セレッソ大阪、バスケットボールBリーグ・大阪エヴェッサ、吉本興業、関西ジャニーズJr.らと戦う駅伝での即戦力として期待。「(TBSの)オールスター感謝祭でも」と芸能界NO.1ランナーとしても期待を寄せていた。

 ◇北川 星瑠(きたがわ・ひかる)2001年11月24日生まれの21歳。比叡山高―大阪芸大4年。趣味はアイドル鑑賞、カラオケ、アコースティックギター、料理。
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