前園真聖　書類送検の西武・山川に提案「謝罪、受け入れてもらってから次へ」　自身の失敗糧に指摘

　元サッカー日本代表でタレントの前園真聖（49）が20日、TOKYO　MX「バラいろダンディ」（月～金曜後9・00）に生出演し、知人女性へ性的暴行したとして、強制性交容疑で書類送検された西武の山川穂高内野手（31）についてコメントした。 　書類送検容疑は昨年11月、港区のホテルで20代女性に性的な暴行をした疑い。女性が被害届を出し、署が任意で事情聴取するなど捜査していた。騒動は「文春オンライン」が11日に報道。球団は12日に「総合的に判断してコンディション調整」という理由だけ添え、出場選手登録から外した。その後はファームの練習に参加するなどしている。

　前園自身も引退後の2013年、飲酒の末にタクシー運転手への暴行事件を起こし、逮捕（処分保留で釈放）されるトラブルを起こした身。その後はテレビ出演を自粛し、酒を断つなどしながら活動を再開した。山川の件について、「立場は違いますけど、やはり大きな失敗からこういうお仕事をやらせてもらう立場になった」と自身の失敗を振り返り、「相手の方がいらっしゃるので、謝罪をして、受け入れてもらってから、次のステップだと思う」と見解を示した。

　元プロ野球選手で解説者の金村義明氏は、「被害者がいるので軽々なことは言えないですけど」と慎重に前置きしつつも、「再チャレンジのチャンスはあってほしいとは思いますよね。一度失敗した人でも、もう一度チャレンジできる社会であってほしい」と願いを語った。前園も「野球界で才能のある方なので、これで終わりじゃなくて、セカンドチャンスとして、このチームか分からないですけど、もう1回野球に戻る環境を作ってあげて（ほしい）」と、金村氏の意見に賛同していた。

　復帰が決まった場合のステージについては「1軍じゃなくてもいいんじゃないですか？下からもう1回でも、力があるんだから。それくらいがいいような気がしますね」と、ゼロからの再出発を提案していた。