「どうする家康」ついに本能寺!岡田准一 信長は愛情表現が苦手…ネット話題の前回“プロポーズ”振り返る
2023年07月22日 13:50
芸能
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「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。
今作における信長と家康の関係について、岡田は「ぶつかり合うことはあっても、幼い頃から特別に思っているのは確かです。でも、時が経つに連れて、家康も弱小国の主だったのがどんどん成り上がり、立場も変わって。信長のせいで愛する妻子(瀬名・松平信康)を亡くすことになったり、状況も変化している。そうした中で2人の関係も徐々に変わり、気持ちがすれ違ってきているのかなと思います。頼りにしているし、期待もしているけれど、素直に言葉にせず探り合うし、裏切られる恐れもある…それが表に出てきたのが第27回だったかなと思います。家康は天下を背負う重みを感じつつも、信長のやり方に疑問を持ち、討つべきかという選択を迫られています」と同局を通じてコメント。
また「今作は家康をメインにした物語なので、映像上で信長の生涯を見せられるわけではない。少ないシーンの中でインパクトを残し、作品における役割を全うするという意味では、家康に対する思いのぶつけ方も、重めにやらないとサラリと流れていってしまうなと危惧していました。恐怖の対象でもあり、兄のような存在でもあり、時には強く、時には厳しく、時には怖く、時には優しく。振り返って、やり過ぎたかなと反省していることもありますが、家康への愛は重めですよね(笑)」とも明かした。
その第27話、明智光秀(酒向芳)が失態を犯した酒宴の後。夜、信長と家康は2人きりの対峙を果たした。信長の“告白”はSNS上で「完全にプロポーズ」「大失恋」などと反響を呼んだ。
瀬名(有村架純)と松平信康(細田佳央太)の自刃を「くだらん」と評され“狸おやじ化”した家康も信長に激高。激しく口論を繰り広げた。信長は「(幾人も殺めた)この報いは、必ず受けるであろう。俺は誰かに殺される。誰よりも無残にな。だが、俺は覚悟はできている」「大変なのは、これからなんじゃ。戦なき世の政(まつりごと)は、乱世を鎮めるより遥かに困難じゃろう」「恨め。憎んでもいい。だから、俺の側で、俺を支えろ」と孤独な胸中を明かした。
家康の目から涙がこぼれ落ちる。「私には、あなたの真似はできん。したいとも思わん。わしは、わしのやり方で世を治める。確かに、わしは弱い。だが、弱ければこそできることがあると、わしは信じる。行き詰まっておるのは、お主ではないのか。(信長の耳元で)弱き兎が、狼を食らうんじゃ」――。
信長は「なら、やればいい。俺はわずかな手勢を率いて、京に向かう。本当におまえが俺の代わりをやる覚悟があるなら、俺を討て。待っててやるさ。やってみろ」――。家康は信長をにらみ、足早に立ち去った。信長は深くため息をついた。
「愛情を伝えるのが苦手な人」(岡田)がようやく“自分を支えてくれ”と弱さをさらしたものの、家康にフラれる形に。手の内を明かし、本能寺で家康に討たれたいかのような物言いだった。“黒幕家康”の決断は…。
岡田は「第28回はいよいよ本能寺の変が描かれます。今回は本能寺の変をどう描き、信長がどんな最期を迎えるのか、お楽しみいただけたらと思います」とアピールした。
初回ラストの「待ってろよ、竹千代。俺の白兎」から話題沸騰、ドラマを牽引してきた“岡田信長”。その最期は…。