菅野美穂　結婚、出産を経て仕事への向き合い方に変化「2本柱っていうか」子供とのお風呂は「闘い」

　女優の菅野美穂（45）が21日放送の日本テレビ「アナザースカイ」（金曜後11・00）にゲスト出演。子育てについて語った。 　菅野は2013年に俳優の堺雅人と結婚し、15年に第1子男児、18年に第2子女児を出産している。

　VTRではポルトガル・サンミゲル島を訪れ、子育てについてトーク。旅好きで知られ、30代では多くの国を旅したというが、結婚、出産を経て生活スタイルに変化が。「子育てが始まったし、それ（旅）も1回変化したんですよね。ストップしたつもりはなかったんですけど、ストップしてましたね。初めての国っていうのに行ける機会も、減って来ましたし」と明かした。

　「子供が産まれる前の自分は、それまでの自分と同じようにして戻る。戻ろうと思ってたんですけど、それは実際になってみたら、夢物語というか幻想のような理想であって、とてもじゃないけど、子供育てながらそれ（旅）っていうのはなんか甘かったっていうか」と菅野。

　「今までと同じペースで仕事をするのは無理になったと。（仕事を）できる本数もぐっと少なくなっていくだろうって思った時に、今まではわしわしエネルギーを使うのが仕事だと思うんですけど、やっぱりそれだとそうやって完全にエネルギーを使って帰った後に、子供が熱出してたりすると、それでも立ち上がらなきゃいけないからと思うと、丁寧に仕事する。やっぱり家のことも全うできるようにっていうか、その2本柱っていうか」と現在の思いを語った。

　子育てには大変なことも多いという。今回の旅では現地の温泉も楽しんだが、「もく浴っていうか、レッスンっていうか、レクチャーみたいなのを病院に教えてもらうんですけど、怖かったんですけど、自分の赤ちゃんをお風呂に入れたりするの」としたものの、「でも凄い気持ちいいって顔するんですよね。赤ちゃんも。なんかやっぱりだからみんなそうなんじゃないですかね。世界共通の何かである気がします」としみじみ。

　「でももく浴の時代はすぐ終わって。子供と一緒にお風呂入るって、本当にこう、闘いっていうか、もうなんていうか」とも語った。

　また「仕事と育児のバランスって1年、2年じゃ作れないなと思って。10年ぐらいかけてなんとなく見えてくるといいなと思ったんです」とも話し、「10年見えてきて思うのは、育児はいつか終わるんですけど、その後も自分の人生は続いていくから、やっぱり細くても長くやっていけたらなと思うし、働いてる姿をなんか子供にも、仕事って楽しいよ、大事だよっていうのを、言って伝えるんじゃなくて、なんか様っていうか姿として、見せられたらっていうので」と力を込めた。